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眉村卓コレクション 異世界篇 II 傾いた地平線

著:眉村 卓

紙版

内容紹介

気づいたときには、十数年前に辞めたはずの会社にいた――社員たちは私を社員扱いし、次長の肩書もついている――
『SF作家の私』から『異世界のサラリーマンの私』の世界へ漂流する「傾いた地平線」、自転車でたどり着いた先は戦後の日本だった――「潮の匂い」など7編を収録した、好評の眉村卓コレクション第2弾!
巻末には、著者による「収録作品雑記」を併録。
解説・児島冬樹
編者・日下三蔵

目次

傾いた地平線
暁の前
潮の匂い
S半島・海の家
檻からの脱出
乾いた旅
遠い日の町

著者略歴

著:眉村 卓
眉村卓(まゆむら・たく)1934年、大阪に生れる。大阪大学経済学部卒。耐火煉瓦会社勤務の傍ら、SF同人誌「宇宙塵」に参加。61年、「SFマガジン」第一回SFコンテストに投じた「下級アイデアマン」が佳作入選し、デビュー。63年、いわゆる日本SF作家第一世代の中で最も早く処女長編「燃える傾斜」を刊行。その後、コピーライターを経て、65年より専業作家となる。企業社会と個人関係をテーマにしたインサイダー文学論を唱え、サラリーマンを描いた作品を書き続ける一方、ショートショートやジュニアSFでも健筆をふるい、絶大な人気を博す。

ISBN:9784882934264
出版社:出版芸術社
判型:4-6
ページ数:416ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2012年08月
発売日:2012年08月09日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ