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神経筋療法 トリガーポイントマニュアル

著:ジョン・シャーキー
監:丸山 仁司
訳:薮 盛子

紙版

内容紹介

神経筋療法とは軟組織の疼痛や損傷の治療を専門に扱う理学療法。多くの手技や身体活動と関連の基礎科学や仮説を十分に理解するのに必要な解剖学や生理学に重点を置いている。本書は、オステオパシー、物理療法、理学療法、カイロプラクティック、スポーツマッサージや他の手技療法に神経筋療法を組み入れたいと考える施術者や学生を対象とした理想的な参考書である。難しい学術的なトピックを、理解しやすく面白く、なおかつ科学的事実に基づいた形式で提示している。

目次

本書を推せんします
日本語版出版に寄せて
この本について
ヨーロッパにおける神経筋療法の歴史、影響、起源
 神経筋療法とトリガーポイント/鶏が先か卵が先かというジレンマ/運動療法との併用

第1章 統合機能解剖学:構成要素
 神経筋の統合的展望/解剖学を理解する/解剖学における位置の表し方/一般的な解剖学の用語とその他の用語/人体各部位の名称/細胞:人体の構成/骨格系の概要/重要な骨標識/神経系の概要/心血管系の概要

第2章 筋肉、筋膜、運動連鎖
 筋膜について/タイチンと滑走フィラメント説/筋の解剖学:人体の筋は1つだけ

第3章 トリガーポイント:評価と治療
 トリガーポイント(TrP)について/トリガーポイント形成理論/肩の解剖学、関節運動学、TrP考察点/固有受容性感覚とは何か?/学習段階

第4章 運動連鎖、解剖学、患者評価
 主動作筋、安定筋、運動連鎖/運動連鎖の解剖学/筋の機能を調べる/患者評価/トレーニングの原則/ヨーロッパ神経筋療法の法則/神経筋テクニック/筋エネルギーテクニック

第5章 主な骨格筋の概要
 顔面、頭部、頸部の筋/体幹の筋/肩、腕、手の筋/臀部と大腿の筋/脚と足の筋

参考文献
索引
筋名索引

著者略歴

著:ジョン・シャーキー
理学士、神経筋療法士、理学修士。運動生理学者、解剖学者、神経筋療法士である。健康、運動、理学療法の権威として知られており、アイルランドのナショナルトレーニングセンターの代表責任者を務める。20年以上にわたってインターナショナルサーキットの人気のあるプレゼンターでもある。
監:丸山 仁司
理学療法士資格取得後、東京理科大学大学院工学研究科修了工学修士。国際医療福祉大学理学療法学科学科長・運動学・運動生理学担当教授。老人の医療、福祉、研究教育の分野で活躍。リハビリテーションに基礎をおいた運動生理学、運動学を専門とする。一般社団法人理学療法科学学会長。著書に『理学療法士になるには』(ぺりかん社)、『理学療法士リスク管理・ビューポイント』(文光堂)、監修書に『筋骨格系の触診マニュアル』(産調出版)など多数。
訳:薮 盛子
お茶ノ水女子大学英文科卒業。共訳書に『ハーブ&サプリメント』『最新運動療法大全』(いずれも産調出版)、『高齢者虐待の研究』(明石書店)など。主としてメディカル分野の翻訳に従事。

ISBN:9784882827962
出版社:ガイアブックス
判型:B5変
ページ数:232ページ
定価:3800円(本体)
発行年月日:2011年06月
発売日:2011年06月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MJ