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物語のナラトロジー

言語と文体の分析

著:前田 彰一

紙版

内容紹介

物語における「言語」「語り」「形態と構造」を多角的に分析したナラトロジー(物語の理論)——サリンジャー、吉本ばなな からムージル、大江健三郎の作品分析までを多角的に取り上げた実験的試みで、テクスト全体を読解するための物語文学論。
本書で扱われた作品夏目漱石『草枕』/芥川龍之介『羅生門』/川端康成『雪国』/大江健三郎『万延元年のフットボール』/ 吉本ばなな『キッチン』/ヘミングウェイ『白い象のような山々』/ポー『アッシャー家の崩壊』/サリンジャー『キャッチャー・イン・ザ・ライ』(『ライ麦畑でつかまえて』)/ エミリ・ブロンテ『嵐が丘』/コンラッド『ロード・ジム』/フィールディング『トム・ジョーンズ』/ジョイス『ダブリンの人々』/ゲーテ『若きウェルテルの悩み』/カフカ『城』/ムージル『グリージア』/プーシキン『コーカサスの捕虜』/ドストエフスキー『白痴』/ゴーゴリ『外套』ほか。

著者略歴

著:前田 彰一
千葉大文学部教授 翻訳にF・シュタンツェル「物語の構造」(岩波書店)がある。

ISBN:9784882028765
出版社:彩流社
判型:4-6
ページ数:315ページ
定価:2800円(本体)
発行年月日:2004年02月
発売日:2004年02月23日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DSA