出版社を探す

道ばたで出会った日本

松江・ハーン・ヒロシマ

著:ケネス・ローマー
訳:市川 博彬

紙版

内容紹介

かつて小泉八雲が住んだ松江市でのアメリカ人一家の“異文化”日本体験記。鋭い感受性と観察力、軽妙な文章で描いた好エッセイ。
「ちん入したアメリカ人一家──マイケル、8歳。イヴォンヌ、11歳。ミッキー、36歳。ケン、37歳。この一家四人のちん入により、人口14万の日本の一地方都市に住むアメリカ人の数は一挙に二倍になった。子供だけの人口についていえば、100%の増加。マイケルが初めて登校した日、クラスメートの一人がガイジンの出現に驚いて窓からとびだした。幸いなことに、この大げさな偽の驚愕行為があったのは、一階の教室でだった。」(「登場人物」より) 

目次

Ⅰ章 教育の始まり/Ⅱ章 旅の始まり/Ⅲ章 ま・ちがった/Ⅳ章 日本を感じ取る/Ⅴ章 出る杭/Ⅵ章 働く女性/Ⅶ章 広島・ヒロシマ後遺症/Ⅷ章 終わりと始まり

著者略歴

著:ケネス・ローマー
1945年生まれ。ハーバード大学卒業。文学博士(ペンシルバニア大学、1971)。
現在テキサス大学アーリントン校英文科教授(教育功労教授)。
1982-83年島根大学外国人教師、1988年国際基督教大学客員教授、1995年日本学術振興研究員として来日した。専門分野はアメリカンインディアン文学、ユートピア文学、アメリカ学。
主な著書に、The Obsolete Necessity:America in Utopian Literature(『廃用の必需品:ユートピア文学におけるアメリカ』)ケント州立大学出版局、1976(ピューリッツア賞候補)。America as Utopia(『ユートピアとしてのアメリカ』)バート・フランクリン社、1981。Approaches to Teaching Momadyユs The Way to Rainy Mountain(「ママディの『レイニイ山への道』を教室で使用する方法」)アメリカ近代語学会、1988。Native American Writers of the United States『合衆国のネイティヴ・…
訳:市川 博彬
〈訳者紹介〉
市川博彬(いちかわ ひろよし)
1941年生まれ。東京都立大学大学院修士課程修了。現在島根大学法文学部教授。
専門分野はアメリカ文学、アメリカ文化、異文化間コミュニケーション。

ISBN:9784882027652
出版社:彩流社
判型:4-6
ページ数:255ページ
定価:1900円(本体)
発行年月日:2002年09月
発売日:2002年09月02日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WTL
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:WTR
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:1FPJ