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神話・文学・アフリカ世界

著:ウォレ・ジョインカ
訳:松田 忠徳

紙版

内容紹介

アフリカ初のノーベル文学賞作家として知られるショインカが、
ヨーロッパ・キリスト教思想とは一線を画すアフリカ世界の独自の思想を、
ヨルバ族の歴史、神話、文学を中心に、その知られざる民族文化を
正面から取りあげた評論集。

著者略歴

著:ウォレ・ジョインカ
WOLE SOYINKA 1934年、ナイジェリア生まれの劇作家。
イバダン大学卒業後、イギリスのリーズ大学に留学し、
シェイクスピア演劇を学ぶ。帰国後、劇団「マスク1960」等を組織し、
西洋演劇とアフリカ演劇の融合をめざす実験劇に取り組んだ。
ガーナで「トランジション」の編集長、イフェ大学演劇科主任教授、
パリのアフリカ文化センター所長等を歴任。1986年度ノーベル文学賞を、
アフリカ人作家として初めて受賞。戯曲に『ライオンと宝石』、『森の舞踏』、
『狂人と専門家たち』、詩集に『地下に閉じ込められたウソの鳥』、
自伝の『ケア―幼年時代』他、多数。
邦訳に本書(原書、1976年刊、Cambridge University Press)の他、
「特別対談 知的エリートの功罪…ウォレ・ショインカ/山口昌男」
(『季刊「国際交流」第46号 特集 知識人の現在ー国際的連帯を求めて』
所収、監修者/粕谷一希、販売・山川出版社、1988年5月)、訳:松田 忠徳
1949年、北海道生まれ。東京外国語大学大学院(修士課程)修了。アジア・アフリカ、ラテンアメリカ文学を専攻。翻訳家。著訳書等に『世界詩人選集〈3〉クネーネ詩集』(飯塚書店、1973年)、『世界黒人詩集』(嶋岡 晨・松田 忠徳訳、飯塚書店、1975年)、『ネルーダ 愛の手紙』(P・ネルーダ、S・F・ラライン、翻訳、東邦出版社、1977年)、『新しいアフリカの文学』(アルムート・ノルトマン=ザイラー著、松田 忠徳訳、白水社クセジュ文庫、1978年)、『クマゲラのいる島』(大日本図書、1980年)、『墓場にて 長篇叙事詩』(ドンドギィーン・ツェベグミイド著、松田 忠徳訳、恒文社、1981年)、『 火の山と生きものたち』(大日本図書、1981年)、『パブロ・ネルーダの生涯』(マルガリータ・アギレ著、松田 忠徳訳、新日本出版社、1982年)、『エゾシカの島』(岩崎書店、1982年)、『北限のアオサギを守る』(大日本図書、1982年)、『火山とたたかう町』(大日本図書、1983年)、『エゾシカは生きてゆく』(新日本出版社、1984年)、『帽子をかぶった狼 モンゴル短編集』(松田 忠徳 他編訳、恒…

ISBN:9784882022367
出版社:彩流社
判型:4-6
ページ数:227ページ
定価:2136円(本体)
発行年月日:1992年11月
発売日:1992年11月02日