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ガルシーア・ロルカの死

スペインの光と影

著:J・L・ビラ=サン=フワン
訳:松田 忠徳

紙版

内容紹介

フランコ体制によって闇に葬られていた世界的詩人ガルシーア・ロルカ暗殺の真相を、スペイン内戦時の豊富な資料や生存する関係者の生々しい証言を集めてその謎にせまったスペイン人の手による初めての書。ベストセラーの本邦初訳。

著者略歴

著:J・L・ビラ=サン=フワン
Vila-san-juan, José Luis 1926年、スペイン北東部の海港都市バルセロナ生まれ。パイロットの資格を持つ軍人だったが、除隊し、フリーのノンフィクションライターとして新聞・雑誌で活躍する一方、広告関係の仕事にも携わる。本書(『ガルシーア・ロルカの死』(1975年、バルセロナ))の他の刊行書に、『スペイン内戦・千のイメージへの注釈』(ホセ・マリア・ペマンとの共著、1967年)、『これか?スペイン内戦の謎』(1971年)と一貫して、あのおぞましいスペイン人同士の戦いをスペイン人の目で、しかもかなりリベラルな立場で書いている。
訳:松田 忠徳
1949年、北海道に生まれる。東京外国語大学大学院卒。翻訳家、ナチュラリスト。著訳書等に『世界詩人選集〈3〉クネーネ詩集』(飯塚書店、1973年)、『世界黒人詩集』(嶋岡 晨・松田 忠徳訳、飯塚書店、1975年)、『ネルーダ 愛の手紙』(P・ネルーダ、S・F・ラライン、翻訳、東邦出版社、1977年)、『新しいアフリカの文学』(アルムート・ノルトマン=ザイラー著、松田 忠徳訳、白水社クセジュ文庫、1978年)、『クマゲラのいる島』(大日本図書、1980年)、『墓場にて 長篇叙事詩』(ドンドギィーン・ツェベグミイド著、松田 忠徳訳、恒文社、1981年)、『 火の山と生きものたち』(大日本図書、1981年)、『パブロ・ネルーダの生涯』(マルガリータ・アギレ著、松田 忠徳訳、新日本出版社、1982年)、『エゾシカの島』(岩崎書店、1982年)、『北限のアオサギを守る』(大日本図書、1982年)、『火山とたたかう町』(大日本図書、1983年)、『エゾシカは生きてゆく』(新日本出版社、1984年)、『帽子をかぶった狼 モンゴル短編集』(松田 忠徳 他編訳、恒文社、1984年)、『エゾシカの悲劇』…

ISBN:9784882020752
出版社:彩流社
判型:4-6
ページ数:350ページ
定価:2800円(本体)
発行年月日:1985年11月
発売日:1985年11月20日