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天皇種族・池田勇人

知るのは危険すぎる昭和史

著:鬼塚 英昭

紙版

内容紹介

「てんのうはん」の生地・田布施の隣郷に生まれ、華族の閨閥となって出世を果たした大蔵役人は、昭和天皇の資産を隠す密命で信認を受ける。
吉田茂をはじめとする大物たちの弱点を巧みに衝き、ついに総理となった男、そして彼が生きた深く危険な昭和史の闇を描く、鬼塚ノンフィクションの真骨頂!

目次

【第1章】天皇種族の「政治地図」
・生まれながらにして政治家を運命づけられた男
・天皇種族と被差別民
・池田勇人、天皇種族の仲間入りする
・天皇種族はいかにして登場したのか
・池田勇人と大平正芳、天皇の門に入る

【第2章】 天皇マネーの管理人・池田勇人
・「天皇のために」そして「池田勇人のために」 口を閉じよ
・池田勇人、天皇マネーの管理人となる
・「日本の性の防波堤」特殊慰安婦施設協会(RAA)
・迫水久常と池田勇人、暗躍する天皇官僚

【第3章】迫水久常と池田勇人、二人だけの世界
・吉田茂と池田勇人の劇場へようこそ
・石橋湛山、池田勇人を大蔵次官に抜擢する
・池田勇人大蔵大臣誕生の秘密

【第4章】天皇種族・池田勇人、功成り名遂げる
・不明金一千数百億円の謎を追う
・数字の魔術に憑かれた男
・金融資本の走狗、ドッジの対日戦略
・池田勇人は吠えた「貧乏人は麦飯を喰え!」
・ジャパン・ロビーと池田勇人

【第5章】栄光と挫折の時代
・講和条約締結への長い道程
・講和条約と安全保障条約
・池田勇人に危機迫る
・池田勇人、失言で通産相の座を奪われる
・造船疑獄、そして吉田茂内閣の崩壊

【第6章】池田勇人、天皇種族の宰相
・宏池会と田村敏雄の複雑な関係
・「逆境の中にこそチャンスあり」
・日本の悲劇、センチメンタル・ジャーニー
・樺美智子と赤木圭一郎の死
・池田勇人、その生と死

【エピローグ】「海の道」に関する私見──天皇種族の情報操作

著者略歴

著:鬼塚 英昭
鬼塚英昭 1938年大分県別府市生まれ。現在も同市に在住。国定教科書や御用学者・お追従史家、広告代理店隷属の既得権マスコミ各社が流布する日本の歴史に疑義を抱いてタブーに挑み、国内外の膨大なを史料を渉猟して常識を覆す数々の発見を繰り返している。その陰には超人的な読書量があり、焼酎と珈琲をこよなく愛す毎日がある。

ISBN:9784880863221
出版社:成甲書房
判型:4-6
ページ数:320ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2014年12月
発売日:2014年12月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB