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ケヤキブンガク 創刊号

編著:ケヤキブンガク編集室

紙版

内容紹介

ケヤキブンガク 創刊!!
けやき並木から生まれる、新文芸誌。

文学は世界を救う
ありふれた日常には多くの感動が潜んでいる。それらの言葉は心を養ってくれる。いま文学とは何かと自らに問うてみた。それは人生そのもの、日々の営みのすべてだ、という言霊が聞こえてきた。その感覚を忘れずに、言葉を大切にし、心の豊かさを育んでいきたい(代表・宮脇俊文)
桐野夏生ロングインタビュー
とにかく家を出たかった……作家の誕生からその後の半生を、
直木賞作家・日本ペンクラブ会長が語る。

*本書は2022年12月28日「ケヤキブンガク編集室」発行として刊行されたものです(ISBN:9784881169608)
この度、水曜社がVol.2の発売元になったことを契機に創刊号に新しいISBNコードを付与し販売することとなりました。
すでに創刊号を購入された方はお間違えの無いようご注意ください。

目次

直木賞作家・桐野夏生。28 ページに及ぶ、創刊号特別ロングインタビュー
「言語化できていないものを言語化することが作家の仕事」

特集「言葉にならない言葉に」
 宮脇俊文「捨てられたものの中の真実——あるコピーライターの自省」
 フルタジュン「シームレスの世界で待っている」
 挾本佳代「美意識、この悩ましきもの」
 山中将司「言葉でデザインをする」
 藤丘義也「戦争は知らない——『花』という戦争の記憶を」

吉祥寺を愛してやまない2人の作家と漫画家によるコラム
 村松友視「混沌の瞬き——私にとっての吉祥寺」
 いしかわじゅん「吉祥寺気分第1回 吉祥寺にやってきた」

日本で一番有名な駐日大使インタビュー
 ジョージア大使・ティムラズ・レジャバ氏へのインタビューと、
 本人書き下ろしコラム「言葉は人そのものを表す」

小説「たんぽぽのこく」板垣真任書き下ろし(『文學界』新人賞作家)
戯曲「寂しい時だけでいいから」フルタジュン(劇団フルタ丸主宰)
連載【古典文学のすすめ】 巽孝之(アメリカ文学者)
「アメリカ的リベラリズムの神髄を訴える緋文字の女——ナサニエル・ホーソーン『緋文字』

特別寄画「桃李不言下自分成蹊」小林エリカ
フォトエッセイ「令和元年 普通の日々」伊藤千晴
吉祥寺交遊録1「けやき並木と清水昶」南椌椌
書評「サブカルチャーで語る闇の歴史——ジュノ・ディアス『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』」志賀俊介
  「社会の歯車になることを肯定する意識——村田沙耶香『コンビニ人間』」小林正幸
音楽評「一秒の間の重要さ——アナログ録音がデジタル録音に課した質感の違い」辻畑楽

ISBN:9784880655475
出版社:水曜社
判型:A5
価格:1600円(本体)
発行年月日:2023年05月
発売日:2023年05月27日