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むずむず脚のカラクリ

ウィリス・エクボム病の登場

著:久米 明人

紙版

内容紹介

 むずむず脚症候群(ウィリス・エクボム病)は、頭も体もリラックスしているときにかぎって、脚の内部がむずむずしてじっとしていられなくなり、思わず脚を動かしてしまう病気です。ひどくなると、むずむず脚のせいで睡眠や仕事が妨げられてしまいます。
 脚がかゆいとか、痛いとか、しびれるのならわかりますが、脚がむずむずしてじっとしていられないとはどういう症状なのでしょうか? そのカラクリとは?
 本書は、むずむず脚の専門家である著者がそのカラクリを解説したもの。まず第1章で、欧米でのむずむず脚に関するエピソードを紹介。そして第2章以降で、むずむず脚の問題点とその対策をまとめました。医療関係者はもちろん、患者・家族にもお奨めの一冊です。

目次

まえがき―むずむず脚のカラクリを解くために
第1章 レストレスレッグス・シンドローム
1 ロージー・オドンネル事件
2 レストレスレッグスの歌
3 病気ビジネス
4 ゼノポート社の挑戦
5 提唱者カール・アクセル・エクボム
6 アメリカRLS財団
7 国際RLS研究グループ
8 ビッグ・ファーマの役割
9 もっとも重要な疾患
10 遺伝子MEIS1
11 A11ドパミン仮説
12 鉄輸送障害
13 「エクボム病」宣言
第2章 むずむず脚症候群
1 初めに知っておくこと
2 むずむず脚ってどんな症状なの?
3 むずむず脚は多いの? 少ないの?
4 むずむず脚は遺伝しますか?
5 むずむず脚になるとどうなるの?
6 むずむず脚は何が原因で起きるの?
7 将来パーキンソン病になるのですか?
8 むずむず脚とよく間違えられる病気
9 子供のむずむず脚
10 妊娠中のむずむず脚
11 透析患者のむずむず脚
第3章 薬の使い方
1 薬物治療
2 オーグメンテーション
3 プラミペキソール〇・一二五ミリグラム錠
第4章 これから
1 むずむず脚は一生治らないのか?
2 メタボにご用心
3 むずむず脚と付き合う
あとがき

ISBN:9784880028422
出版社:新興医学出版社
判型:A5変
ページ数:212ページ
定価:1900円(本体)
発行年月日:2013年01月
発売日:2013年01月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MJ