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「妻殺し」の夢を見る夫たち

ドイツ・ロマン派から辿る〈死の欲動〉の生態学

著:中村 靖子

紙版

目次

はじめに

Ⅰ 「ファールン鉱山」モティーフの系譜
 第一章 「ファールン鉱山」事件
 第二章 「ファールン鉱山」物語の展開
 第三章 真理への衝動
 第四章 トラークル「少年エーリスに寄す」(一九一三年)
 第五章 「生の過剰」

Ⅱ 歴史・伝承・物語
 第一章 リップ・ヴァン・ヴィンクル変奏
 第二章 マルタン・ゲール事件
 第三章 「放蕩息子たち」
 第四章 神話の創設と解体
 第五章 「汝、偶像をつくるなかれ」──『シュティラー』(一九五四年)

Ⅲ 〈死の欲動〉という思想

おわりに

著者略歴

著:中村 靖子
大阪大学大学院文学研究科博士課程後期課程単位取得退学。博士(文学)。
現在、名古屋大学大学院文学研究科教授。専攻はドイツ文学。

著書に『フロイトという症例』(松籟社)、『交響するコスモス』上下巻(編著、松籟社)など。
訳書にS・フロイト「失語症の理解にむけて」、『フロイト全集第1巻』(岩波書店)がある。

ISBN:9784879843142
出版社:松籟社
判型:4-6
ページ数:423ページ
定価:4400円(本体)
発行年月日:2013年03月
発売日:2013年03月29日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB