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東欧の想像力 8

墓地の書

著:サムコ・ターレ
訳:木村 英明

紙版

内容紹介

 いかがわしい占い師に「『墓地の書』を書きあげる」と告げられ、「雨が降ったから」作家になった語り手が、社会主義体制解体前後のスロヴァキア社会とそこに暮らす人々を『墓地の書』という小説に描く。
 スロヴァキアでの2000年の刊行後、国を越えて話題を呼び、英独仏露の各言語ほかさまざまな国で翻訳が刊行された。

著者略歴

訳:木村 英明
1958年生まれ。東京外国語大学ロシア語科卒業。早稲田大学文学研究科博士課程を経て、ブラチスラヴァのコメンスキー大学哲学部に留学。
現在、早稲田大学などで教鞭をとるほか、世界史研究所研究員。
著書に『チェコとスロヴァキアを知るための56章』(共著、明石書店)、『21世紀のロシア語』(共著、大学書林)など。
訳書に『21世紀東欧SF・ファンタスチカ傑作集 時間はだれも待ってくれない』(共訳、東京創元社)、『ポケットのなかの東欧文学─ルネッサンスから現代まで』(共訳、成文社)、L.ダウナー『マダム貞奴─世界に舞った芸者』(共訳、集英社)、N. J.ウィルソン『歴史学の未来へ』(共訳、法政大学出版局)など。

ISBN:9784879843036
出版社:松籟社
判型:4-6
ページ数:224ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2012年04月
発売日:2012年04月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB