尼崎事件 支配・服従の心理分析
編著:村山 満明
編著:大倉 得史
内容紹介
「尼崎事件」の被告人はなぜ支配され、犯行するにいたったのか。被告人への聞き取りなどから、心理分析の手法で事件の全体像を知る。
目次
プロローグ
尼崎事件人物相関図
第1章 事件の概要
1.尼崎事件とは
2.岡島泰夫の被疑事実
3.鑑定嘱託事項
4.鑑定の内容と本書の構成
第2章 巻き込まれた男
1.岡島泰夫の生い立ちと経歴
2.角田美代子と角田家の来歴
3.角家に同居することになるまで
4.尼崎での生活と麻由美との結婚
5.沖縄逃亡
6.監禁
7.後藤みちよと麻由美の死
8.村本順司の死
9.美代子逮捕
第3章 分析のための心理学的基礎
1.権力構造における役割と人間
2.暴力と死の恐怖
3.小括
第4章 状況の力──本件の心理学的分析
1.美代子の奴隷化戦略─岡島泰夫の置かれていた心理学的監禁状態について
2.岡島泰夫の心理状態に関する時系列的分析
3.小括
第5章 テキストを掘る──コンピュータによるテキスト解析
1.本章の位置づけ
2.テキストマイニング手法の概要
3.テキストマイニング手法による供述分析
4.分析対象とソフトウェア
5.分析結果の概要
6.小括
第6章 心理検査等からみた岡島のパーソナリティ
1.心理検査等の作業の経過
2.心理検査の結果と所見
3.他者の供述にみる岡島の特徴
第7章 情状鑑定結論
1.鑑定書結論
2.補足説明
第8章 裁判と判決
1.本件判決について
2.裁判の経過
エピローグ
1.取り込み・支配型犯罪としての尼崎事件
2.情状鑑定の意義
ISBN:9784877986247
。出版社:現代人文社
。判型:A5
。ページ数:320ページ
。定価:3200円(本体)
。発行年月日:2015年12月
。発売日:2015年12月31日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBF。