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子どもの心が見えてくる

エリクソンに学ぶ

著:佐々木正美

紙版

内容紹介

子育てには乳児期の基本的信頼が大切だと説き続けた佐々木正美先生が、「アイデンティティ」と「モラトリアム」の生みの親であるエリクソンをわかりやすく解説。子育てにかかわる人だけでなく、大人の人間関係に悩む人にも役立つ。

目次

人間の発達
●エリクソンとの出会い●発達の順序性●基礎工事の手抜き●よきパートナー
●ありのままの状態●本当の人間関係●性的成熟●社会的成熟
●文化の要請V S個人の欲望●subject of crisis●エリクソンのライフサイクルモデル
乳児期
●基本的信頼
幼児期
●自律性●自律性が身につく時期●自律性を育てるには●しつけとは
●トイレット・トレーニング●恥と疑惑
児童期
●積極性●教官に挨拶できない学生●自転車置き場に自転車が置けない学生
学童期
●勤勉性●不登校・家庭内暴力●友だちから学ぶ・友だちに教える●質より量
●健康な家族・不健康な家族●家庭内の喧嘩の増加●人間関係で癒す
●不足を補うもの●助け助けられて●いじめ
思春期・青年期
●アイデンティティ●ワロンの「私」●自分を客観的に見つめる●社会的存在
●暴走族の「こっち見て行動」●幼児の「こっち見て行動」
成人期
●親密性●連帯性●生産性●芸能人の「こっち見て行動」●アイドル発掘のポイント
●罪を憎んで人を憎まず
壮年期
●モラトリアム人間
老年期
●統合●倫理と世代継承
現代社会の問題に照らして
●「育児が辛い」から「育児が嫌い」に●引きこもる若者たち●虐待する母親たち
●空虚な自己・透明な自分●おままごと遊びの変化●将来を考えない日本人
●長寿国・少子国●世界最高の水準でペットを飼う国●母をなくした日本人
●大人になりたくない●高校生の意識調査●相田みつをの言葉から
エリクソンの発達論

著者略歴

著:佐々木正美
 1935年、群馬県前橋市生まれ。新潟大学医学部を卒業後、ブリティッシュ・コロンビア大学留学。小児療育相談センターなどをへて、川崎医療福祉大学特任教授、ノースカロライナ大学医学部精神科非常勤教授を務めた。専門は児童青年精神医学。著書に『子どもへのまなざし(正・続)』『自閉症児のためのTEACCHハンドブック』『0歳からはじまる子育てノート』他多数。2017年逝去

ISBN:9784877584955
出版社:KTC中央出版
判型:4-6
ページ数:176ページ
定価:1300円(本体)
発行年月日:2021年09月
発売日:2021年09月02日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VSP