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狭山丘陵を守った男

フィールドサイエンティスト廣井敏男の軌跡

著:清水 淳

紙版

内容紹介

1970年代から始まった、狭山丘陵の自然を守るための市民活動。その中心人物で、フィールドサイエンティスト・廣井敏男の「社会化された自然を守っていくことが重要」という環境思想に着目し、その思想の生成過程や思想の啓発、制度化の経緯を描いていく自然科学書。

目次

Ⅰ章 生態学者からフィールドサイエンティストへ
1.フィールドサイエンティストという生き方
2.研究者への道
3.市民環境科学者の誕生
4.フィールドサイエンスからフィールド環境思想へ
5.「社会化された自然」の思索と体現

Ⅱ章 フィールドサイエンティストとしての日々
一.市民運動へのコミット
二.雑木林研究への決意
 三.ライフワークの継承

Ⅲ章 未来に託された狭山丘陵
1.廣井敏男のレガシー
2.狭山丘陵の今

Ⅳ章 狭山丘陵からSATOYAMAへ
1.フィールドサイエンティスト廣井敏男の人生
2.二一世紀のSATOYAMAへの示唆

著者略歴

著:清水 淳
1955年生まれ。狭山丘陵の東麓東村山市で育つ。現在、トトロの故郷北山公園一帯の緑の保全とその前を流れる北川の清流復活、遊びの遺伝子を未来へ継承していくことを目指す市民活動団体「北川かっぱの会」の代表。法政大学エコ地域デザイン研究センター客員研究員。「北川かっぱの会の活動のあゆみと未来に向けて」『東村山市史研究』No31東村山市ふるさと歴史館(2022)などの著作がある。

ISBN:9784877516260
出版社:けやき出版
判型:A5
ページ数:99ページ
価格:1000円(本体)
発行年月日:2023年02月
発売日:2023年02月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB