出版社を探す

神の物理学

甦る素領域理論

著:保江 邦夫
著:松井 守男

紙版

内容紹介

湯川秀樹が提唱した素領域理論、それはニュートン以来の物理学を根底から問い直す壮大なものだった。テンデモノニナラナイ(点で物にならない)と冗談半分でいっていた湯川。質点など領域のない点を中心に展開してきたこれまでの物理学に、素領域という概念を持ち込み、そこから物理学を組み替える! その結果形而上学をも含む世界の組み替えにいたる物理学が、ここに誕生。

目次

1 完全調和の真空あるいは神
2 完全調和の自発的破れとしての素領域と素粒子
3 量子力学と場の量子論
4 スカラー光子が張る素領域の被覆空間29
5 時間と光速度
6 水素原子
7 水素原子の内部運動と量子力学
8 波動関数の正体
9 形而上学的素領域理論
10 自由意志問題と初期値問題
11 量子力学と観測問題
12 フォン・ノイマンと中込照明の観測問題解決策
13 素領域理論による観測問題の解決
14 抽象的自我とは何か
15 神による統御と非局所性
16 時間と宇宙森羅万象方程式
17 今から見た過去と未来
18 霊魂とモナド
19 生命の本質
20 モナドと生命
21 愛や祈りによる治療のメカニズム

 おわりに 残すは合気完全解明のみ
 謝辞
 付録 モナド論的あるいは情報機械的世界モデルと量子力学(数理的考察……中込照明

著者略歴

著:保江 邦夫
岡山県生まれ、1974年東北大学理学部天文学科を卒業後、京都大学大学院理学研究科博士課程前期課程を修了。名誉教授だった湯川秀樹が提唱していた「素領域理論」を題材として修士論文を提出し、当時日本唯一の理論物理専門の欧文学術雑誌『Progress of Theoreical Physics』に掲載された(Vol.57,pp.318-328 1977)。
1978年 名古屋大学大学院理学研究科博士課程後期課程を修了。高林武彦教授に師事。その2年で8編の論文を欧米の数理物理学専門誌に発表。「量子摩擦を含む開放系の量子力学理論」の論文を提出し、理学博士号を取得。
1978年 スイス連邦共和国へ渡欧。ジュネーヴ大学理学部理論物理学科講師。
1982年 東芝総合研究所の研究員。
その後、岡山のノートルダム清心女子大学大学院に教授として勤務し、現在に至る。
研究テーマは、
量子場脳理論による脳の基礎的情報処理過程と生命素過程の物理的解明についての理論的研究
武術極意における脳機能の役割についての理論的並びに実験的研究
確率過程による量子…
著:松井 守男
1942年、豊橋市生まれ。武蔵野美術大学造形学部油絵科を卒業。フランス政府給費留学生として渡仏。ピカソとの出会いに大きな影響を受ける。フランスの至宝と称されている。
 代表作『遺言』によって細かなタッチを面相筆で大画面に重ねて描く画境を確立。精神・生命・光を発する抽象画は、真のオリジナリティとして高い評価を得る。フランス政府より2000年芸術文化勲章、2003年レジオン・ドヌール勲章を受章。コルシカ在住。

ISBN:9784875253365
出版社:海鳴社
判型:4-6
ページ数:192ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2017年11月
発売日:2017年11月16日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PDZ
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:PH