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骨董 もう一つの楽しみ

著:西岡 正

紙版

内容紹介

骨董の楽しみは、まず「見つける」ことにはじまる。次の段階は「使う」楽しみが待っている。自分で工夫を凝らした肴をつくり、器を選んで盛りつけ、気にいった徳利と盃で好みの酒を酌むと、至福の刻がやってくる。つまり、入手したものを箱に入れて後生大事にしまっておくのではなく、生活のなかに生かして楽しむ、ということだ。
 最後の楽しみは、手に入れたものについて「知る」ことにある。書の海にただよう楽しみ、未知の世界がひらけゆく楽しみに、身をまかせることができる。その楽しみは限りなく
深く、広い。想像力をかきたて、過ぎ去った時の彼方へ誘ってくれる楽しみ、といってもよいだろう。

目次

はじめに
1.黒いマリア    
2.マリア観音像 
3.根来の椿盃と箱  
4.柿本人麿坐像
5.鬚徳利      
6.鏡像と懸仏
7.河東碧梧桐の書  
8.独楽(コマ)
あとがき

ISBN:9784875252825
出版社:海鳴社
判型:4-6
ページ数:208ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2011年05月
発売日:2011年05月31日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WFP