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アインシュタイン、神を語る

新装版

宇宙・科学・宗教・平和

著:ウィリアム・ヘルマンス
訳:神保 圭志

紙版

内容紹介

宗教対立によるテロが後を絶たない、戦後70年の節目。第二次世界大戦下、アインシュタインは、ナチスの脅威に米国亡命を余儀なくされた。彼の科学精神を支えた信仰、神とは何だったのか?詩人との対話のなかで、物理学や戦争を論じ、神を語り、対立を超克するための「宇宙的宗教(コズミック・リリジョン)」の思想を打ち出す。初版刊行後、たちまち評判を呼び重版となった話題書の、待望の新装版。

目次

対話1 アインシュタインとの出会い 1930年
序◎ヒトラーとナチの跳梁下で
相対性理論は両刃の剣/あわやテロの犠牲に/
迫り来るファシズムの足音

対話2 宇宙的宗教 1943年
序◎米国亡命と新たな信仰との出会い
現実的平和主義への転向/物質は実在するのか/
自然法則と神/宇宙的宗教の意義

対話3 アインシュタインの宗教観 1948年
序◎またもシンクロニシティの兆し
相対性理論をめぐる科学者たち/宇宙・神・宗教/
ヒトラーの反ユダヤ主義/宇宙的宗教の確立のために

対話4 世界平和と科学者の責務 1954年
ユダヤの聖母/ドイツ知識人たちの運命/
知性よさらば/聖なる好奇心をもつこと

著者略歴

著:ウィリアム・ヘルマンス
ドイツ生まれの詩人。フランクフルト大学にて社会学博士号取得。渡米後、合衆国戦略事務局(CIAの前身)を経て、ハーヴァード大学や州立サンノゼ大学などにて教鞭をとる。スタンフォード大学フーバー研究所名誉教授・客員研究員。
訳:神保 圭志
1953年、和歌山県生まれ。エネルギー開発関連事業のシンクタンク研究員を経て、地域振興問題に取り組む。

ISBN:9784875024644
出版社:工作舎
判型:4-6
ページ数:256ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2015年07月
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB