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ことばと文字 

ことばと文字 15号

地球時代の日本語と文字を考える

編:公益財団法人日本のローマ字社 編集・発行

紙版

内容紹介

特集「日本語漢字にまつわる事柄」。あべ・やすし/乾 善彦/瓜生美智子/円満字二郎/カイザー シュテファン/加賀野井秀一/茅島 篤/今野真二/三枝令子/笹原宏之/杉本つとむ/詹 満江/高取由紀/武田康宏/ドルヌ フランス/なかの・まき/早津恵美子/ましこ・ひでのり/松田結貴/矢田 勉/屋名池誠

目次

【特集 日本語漢字にまつわる事柄】

序論
茅島 篤

要旨

■漢字の摂取
〈漢字〉新論 ─恍惚ト不安ノ二ツ我ニアリ(ヴェルレーヌ)
杉本つとむ

康煕字典体・旧字体をめぐって
今野真二

完成しなかった3つの辞書
円満字二郎

漢字を捨てられない日本語
乾 善彦

■漢字の認識
漢字通用の排除と近代的表記意識
矢田 勉

ユニバーサルデザインになりえない日本語漢字
ましこ・ひでのり

英語記述の漢字学習書 ─字形の扱いに注目して
シュテファン・カイザー

左手ききというマイノリティからみた漢字教育・書写教育について
なかの・まき

〈和語漢字〉と〈漢語漢字〉 ─現代日本語漢字の機能的区分の提案
屋名池誠

■現代の漢字
漢字にいま起こっていること ─字体・字形を中心に
笹原宏之

ことばの かたちを ひとに あわせる ─時代の変化と日本語表記
あべ・やすし

少年漫画の漢字語はどう英訳されているか ─マルチモーダル社会記号論(MSS)的アプローチ
松田結貴

常用漢字表の字種選定における観点「読み取りの効率性」について
武田康宏

【研究最前線】

東京裁判・法廷論争の中の言語問題〈3〉
高取由紀

歴史の文化的記憶がもたらす異文化間コミュニケーションへの影響について
瓜生美智子

【〈論考〉個々のことばづかいから見えてくるもの】

単語の語彙的な意味と文法的な性質 ─多義動詞ツトメルを例に
早津恵美子

日本語から見たフランス語のオノマトペ
フランス・ドルヌ

卵色とは何色か? ─漢詩に見る色彩表現
詹 満江

医学用語のかかえる問題
三枝令子

【エッセイ】
短詩形文学の発達にひそむ日本文化の陥穽
加賀野井秀一

ISBN:9784874248980
出版社:くろしお出版
判型:A5
ページ数:216ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2022年04月
発売日:2022年04月07日