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オンライン授業を考える

日本語教師のためのICTリテラシー

編:山田 智久
編:伊藤 秀明

紙版

内容紹介

オンライン授業へと移行する今を記録し、これからの授業とどのように向き合っていくべきか未来への展望を提案。国内外の大学、日本語学校、地域日本語教室、オンラインコースの実践例を紹介。オンライン授業における著作権も詳しく解説。

■「はじめに」より
本書は、対面授業からオンライン授業へと移行する今を記録し、これからの授業とどのように向き合っていくべきかという未来への展望を提案しようという思いから編まれた書です。そのため、すぐに使えるハウツー本のスキルは扱っていません。それらはインターネットを使って調べれば、山のように情報が出てくるからです。その代わり、本書では「オンライン授業の考え方」をじっくり掘り下げます。

目次

はじめに

第1章 オンライン授業とは何か
 第1節 2020年とオンライン授業
 第2節 オンライン授業を考えるにあたって

第2章 オンライン授業の実践を知る
 第1節 映像を軸とする対話重視のオンライン授業デザイン(保坂敏子)

 第2節 日本語コミュニケーション力の育成を柱に
    (学校法人長沼スクール東京日本語学校 執筆代表:小山千恵・高橋えるめ)

 第3節 学びを止めないための地域日本語教室のチャレンジ(下川有美)

 第4節 ICTを用いた漢字指導の実践
    (マリア・アンヘリカ・ヒメネス・オタロラ,近藤弘)

 第5節 「みなと」の日本語コースのコースデザインと教材の工夫(熊野七絵) 

第3章 オンライン授業における著作権とは
 オンライン授業の著作権(高橋薫)
 著作権Q&A(高橋薫)

第4章 立体的な授業づくりに向けて
 第1節 日本語教育におけるオンライン授業
 第2節 日本語教師とICTリテラシー

おわりに
ICTリテラシーCanDoリスト(Ver.1.0)
用語集
執筆者紹介

著者略歴

編:山田 智久
山田 智久(やまだ ともひさ)
西南学院大学外国語学部教授。ロンドン大学教育研究所より修士号(MA in Modern Languages in Education)、北海道大学より博士号(学術)を取得。ロンドン大学東洋アフリカ学院ランゲージセンター、佐賀大学留学生センター、北海道大学高等教育推進機構を経て、2021年より現職。研究領域は教師教育と教育工学。研究活動の傍ら、日本語教師のICTリテラシー向上を目指した講演・研修活動にも積極的に関わっている。主な著書に『ICTの活用(日本語教師のためのTIPS 77)』(くろしお出版)、『日本語教材研究の視点』(分担共著、くろしお出版)、『日本語教師のためのアクティブ・ラーニング』(共著、くろしお出版)等がある。
編:伊藤 秀明
伊藤 秀明(いとう ひであき)
筑波大学人文社会系准教授。筑波大学大学院地域研究研究科より修士(地域研究)、同大学大学院人文社会科学研究科より博士(国際日本研究)を取得。(独)国際交流基金派遣専門家(ドイツ)、(独)国際交流基金関西国際センター、筑波大学人文社会系 助教を経て、2021年より現職。研究領域は日本語教育学。筑波大学では日本語・日本事情遠隔教育拠点の副拠点長として日本語教育のICTリソースの開発・運用も行っている。主な著書に『日本語の教科書がめざすもの』(共編著、凡人社)、『ICT×日本語教育―情報通信技術を利用した日本語教育の理論と実践―』(分担共著、ひつじ書房)等がある。

ISBN:9784874248799
出版社:くろしお出版
判型:A5
ページ数:192ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2021年11月
発売日:2021年11月05日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:CB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:CF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:CJ
国際分類コード【Thema(シーマ)】 4:2GJ