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関西大学東西学術研究所訳注シリーズ 19

サーカス

えも言われぬ美しさの、きらびやかにして、永遠なる

著:ラモン・ゴメス・デ・ラ・セルナ
訳:平田 渡

紙版

内容紹介

サーカス〈番記者〉を自認するスペイン前衛派作家、ラモンが書き留めた、はらはらどきどきの、空中ブランコや綱渡り、曲馬の高度な技、そして観客に笑いをふりまき、心をなごませる道化師の練達の芸。ベル・エポックのパリとマドリードに花開いたサーカス文化の、馥郁たる薫りがただよう。文化人類学的に評価の高い作品。

目次


皮肉屋のシルク・ハットをかぶって / サーカス・シーズン到来 /
皮切りの演目 /物静かな演目 / 幕開けのことどもをさらに詳しく /
ちらりと目をやること /道化師 / 曲馬嬢 / サーカスの自転車乗り /
客 / 通用門と扉 /奇想天外なことども / 曲芸師、奇術師、魔術師 /
休憩 / 鬼面人を驚かすような演目 /軽業師 / 催眠術師 / 日本人 /
動物 / 海豹もしくは海驢 / サーカスの人魚 /旅籠とサーカス /
蛇おとこ / しなやかな体をしたサーカスのおんな芸人 / 音楽 /
舞台監督 / 昼の部の興行 / サーカスのポスター / 操り人形
終 章
補 遺
あとがき

ISBN:9784873546285
出版社:関西大学出版部
判型:A5
ページ数:544ページ
定価:4300円(本体)
発行年月日:2016年03月
発売日:2016年04月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB