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オフィスガールの憂鬱

ギルギ、わたしたちのひとり

著:イルムガルト・コイン
訳:柏木 貴久子

紙版

内容紹介

1930年代ドイツのベストセラーが初翻訳!
時代が違っても女性が抱える問題に大差は無い――
母であること、女であること、仕事をすること。
共感? それとも嫌悪感??
すべての女性の本音が、この一冊に詰まっている。

「働きたいの、この先も。自立して誰にも頼らないでいたい」
ギルギは仕事も勉強も、遊びもきっちりこなすオフィスガール。
完璧だった日常が揺らぎ始めた、21歳の誕生日。

人は愛し合うと、不幸にしかならない?
ばかげて、愚かで、狂っている。
耐え難く甘い味が口の中に広がる。
まるで、めぐるめく思いはメリーゴーランドのよう。

1930年代ドイツでは、それまで女性の仕事とされてきた「家事」「育児」から離れ、敗戦後で男手が不足している労働力として「仕事」を持つように。
仕事をして古い価値観や伝統に縛られず「自立」をモットーに都会で輝こうとする様は、当時の若い女性から絶大な共感を得てベストセラーとなりました。

目次

オフィスガールの憂鬱
 -ギルギ、わたしたちのひとり
訳 注
訳者あとがき

ISBN:9784873546247
出版社:関西大学出版部
判型:4-6
ページ数:288ページ
定価:2800円(本体)
発行年月日:2016年03月
発売日:2016年04月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB