原子力発電世論の力学
リスク・価値観・効率性のせめぎ合い
著:北田 淳子
紙版
内容紹介
原子力発電に関する世論の実態を、長期継続調査のデータに基づき、社会学の視点を用いて明らかにした書。本書では、原子力発電世論を、利用の賛否という一面的・二分法的なものとしてではなく、人々の根底にある価値観の相違や動きも含めて捉えた。原子力発電のリスクや脱物質主義的価値観、経済効率性などが具体的にどう認識されているか、それらの認識は原子力関連の出来事によって実際にどう動いてきたかを綿密に分析した。
目次
"【目次】
はじめに
Ⅰ 原発世論についての論考
第1章 世論とは何か、どのようにしてとらえるか
第2章 原子力発電に対する態度の基底にあるもの
第3章 原発世論の変動モデルの構築
第4章 ケーススタディ:脱原発を決定したドイツの世論
II 計量データでとらえる日本の原発世論
第5章 データ分析のまえに
第6章 原発世論のデータ
第7章 リスクの要素に関するデータ
第8章 効率性の要素に関するデータ
第9章 脱物質主義の要素に関するデータ
第10章 モデルで原発世論の変動をとらえる・問題を考える
第11章 まとめと展望
あとがき
引用文献
図表目次
巻末付録
ISBN:9784872596908
。出版社:大阪大学出版会
。判型:4-6
。ページ数:402ページ
。価格:3500円(本体)
。発行年月日:2019年10月
。発売日:2019年10月15日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:THY。