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保健・医療・介護における財源と給付の経済学

著:足立 泰美

紙版

内容紹介

本書は、より多くの需要者が適正な負担のもとで公平に、高い質と適切な量の社会保障給付を受け続けるために、保険・医療・介護を、財政面とサービス提供面からのアプローチで詳細に検討した一冊。
新たな政策が行われることで利用者が選ぶサービス、給付の提供体制が変わることによって貯蓄や消費がどのように変化するのか、財源を負担する家計との関係も含めて、効率性では断じることのできない公平性の部分にも視点を当てる。

目次

はじめに

第I部 事務事業の効率性に関する分析
 序章
 第1章 国民健康保険事務事業の広域化と効率性
 第2章 介護保険事業の広域化と効率性
 第3章 国民健康保険事業の財政調整と保険料収納率

第Ⅱ部 給付事業の効率性に関する分析
 序章
 第4章 自治体病院の機能分化と地域医療連携
 第5章 介護サービスの機能分化と費用抑制
 第6章 保健行政の予防活動と医療費抑制
 第7章 施設待機者問題と機能分化による費用抑制

第Ⅲ部 社会保障給付の公平性に関する分析
 序章
 第8章 医療資源の集約化と公平性
 第9章 介護給付と家計の消費行動の公平性

おわりに
参考文献
初出一覧
索引

著者略歴

著:足立 泰美
甲南大学経済学部 准教授

ISBN:9784872594904
出版社:大阪大学出版会
判型:A5
ページ数:224ページ
定価:5600円(本体)
発行年月日:2015年01月
発売日:2015年01月31日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JKS