阪大リーブル 67
心と身体のあいだ
ユング派の類心的イマジネーションが開く視界
著:老松 克博
紙版
内容紹介
無意識の最深層では、心と身体ををつなぐ移行的領域である類心的無意識に至る。ユングが提唱したこの概念は、内因性精神病、器質性精神障害、発達障害などの問題のみならず、健常者の心身の成長、人間と世界の精妙な関係性にまつわる問題に対しても、有用かつ新鮮な示唆を与える。ユング派分析家・精神科医である著者が、アクティヴ・イマジネーションや武道などのボディーワークを通じて見出した心と身体の新たな関係とは。
目次
はじめに
第一章 ユング心理学の心身観
第二章 発達系と心身
第三章 トラウマ系と心身
第四章 身体系と心身
第五章 アクティヴ・イマジネーションのエッジ
第六章 類心的イマジネーション
第七章 類心的リアリティと時空の超越
第八章 心と身体のあいだ
おわりに
文献
あとがき
ISBN:9784872594492
。出版社:大阪大学出版会
。判型:4-6
。ページ数:208ページ
。定価:1900円(本体)
。発行年月日:2019年01月
。発売日:2019年01月18日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VSP。