阪大リーブル 23
フランス表象文化史
美のモニュメント
著:和田 章男
紙版
内容紹介
中世からの文学,絵画,音楽,建築などの表象
を,各時代の価値観,欲望,夢,憧れ=時代精
神の表現ととらえる.また,南仏のロマネスクや
トルバドール,北仏のゴシック,ケルトの騎士道
物語,フランドルの多声音楽などを「場」との関
連で,教会建築,城砦,宮殿,庭園,凱旋門や
エッフェル塔を時代の「美」の象徴としてとらえる.
芸術全般にまたがる啓蒙書.よきフランス観光案
内.
目次
第一章 中世の美
天上の幸福を求めて/中世世俗文化
第二章 ルネサンスの美
地上の幸福を求めて/文学の巨人たち/フランスのレオナルド・ダ・ヴィンチ/「音学」から「音楽」へ
第三章 古典時代の美
宮廷生活の極み/古典主義の成立
ロココ文化の時代/市民の時代/ルソーと自然美の発見
第四章 近代の美(十九世紀前半)
ナポレオン神話と「個」の主張/遠くの美/近くの美
第五章 近代の美(十九世紀後半)
パリ風景の変貌/束の間の美/世紀末芸術
第六章 新時代の美
エッフェル塔と芸術/芸術の革命/「理」に逆らって/モダニズム
第七章 現代の美
「グラン・プロジェ」のモニュメント/二十一世紀のモニュメント
ISBN:9784872593075
。出版社:大阪大学出版会
。判型:4-6
。ページ数:258ページ
。定価:2000円(本体)
。発行年月日:2010年09月
。発売日:2010年09月17日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AGA。