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大阪とくすり

著:米田 該典

紙版

内容紹介

薬の歴史をその技術的発展と共に、流通から医学教育そして薬業界の変遷まで、総合的に書かれた本邦初の著作。正倉院の薬品分析の話題は貴重な報告である。
天下の台所といわれた大阪に他の商品と共に薬品が集散、いまも道修町に薬会社があること、そこから必要な教育や検査方法が生まれていった様子、医薬分業の制度の成り立ちなど、私たちに身近なそして重要な問題をも取り上げている。

目次

1章 くすりの伝来と「難波のくすし」
2章 蘭方薬の導入と道修町
3章 近代の薬学教育と薬事制度
  1 薬学教育の始まり   
  2 薬制・医制の確立と法整備
  3 明治前期の薬事関連制度と業界の変容
4章 大正・昭和期大阪の製薬業の推移

著者略歴

著:米田 該典
1943年 兵庫県に生まれる
1970年 大阪大学大学院薬学研究科博士課程中退
現在 大阪大学大学院薬学研究科助教授

ISBN:9784872590814
出版社:大阪大学出版会
判型:A5
ページ数:156ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2002年02月
発売日:2002年02月28日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VFD
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:MQP