幽微の探究
狩野探幽論
著:鬼原 俊枝
紙版
内容紹介
本書は久々に生まれた本格的な狩野探幽論であり,落款と図版篇を備えた資料集成である.
探幽は室町時代以来の伝統を大きく変える新しい画風を生み出し,江戸時代画壇で不動の地位を得た.その新しさとは何であり,どのように新しいのかを明らかにし,日本絵画史の分水嶺としての探幽の重要さを位置づける.
今後の江戸時代絵画研究の進展に大きく貢献する著作である.
目次
"1 最初期画業の輪郭/幼年・少年期
2 障壁画における永徳様式の継承と変革
3 模索の軌跡/古典学習と画面地の構成
4 幽微の探究/探幽芸術の成立
"
ISBN:9784872590340
。出版社:大阪大学出版会
。判型:B5
。ページ数:436ページ
。定価:15000円(本体)
。発行年月日:1998年01月
。発売日:1998年01月01日。