出版社を探す

奥村一郎選集 2

多文化に生きる宗教

著:奥村 一郎
解説:橋本裕明

紙版

内容紹介

福音は文化に根ざすことによってさらに輝きを増し、さまざまな宗教は互いに学び合ってこそ共に豊かになれる――日本で福音が開花することを願いつつ、宗教対話を重ねることによって得られた視点は、日本とキリスト教を見つめる糸口を提供し、さらには現代における寛容と平和へ至る道を差し示す

目次

目次
Ⅰ 宗教対話と霊性交流
第一章   大いなる賭け――宗教対話
第二章   対話と交流
第三章   『希望の扉を開く』をめぐって
第四章   対 話――その神学と霊性
第五章   扉が壊された――対話と交流を顧みて

Ⅱ 東 と 西
第六章   ぜいたくな問い
第七章   東と西の思考形態
第八章   日本人とキリスト教――遠藤文学の魂
第九章   キリスト教と諸宗教――宗教の多様性について
第十章   原色の神
第十一章  「我を誰なりと言うか」
        ――講演「東洋思想とカトリック」に寄せて

Ⅲ アジアにおけるキリスト教
第十二章  アジアにおけるカトリックの現代的課題
         ――インカルチュレーション(文化的受肉)
第十三章  キリスト教の土着化
第十四章  東西南北

解説 橋本裕明(名古屋芸術大学教授)

著者略歴

著:奥村 一郎
奥村一郎(おくむら・いちろう)
1923年生まれ。旧制高校時代より『正法眼蔵』に親しみ、中川宋淵老師に師事する。東京大学法学部、同大学文学部卒業後、カルメル会入会のため渡仏。帰国後は京都ノートルダム女子大学教授、聖母女学院短期大学学長、教皇庁諸宗教対話評議会顧問などを歴任。〔最新刊刊行当時〕
解説:橋本裕明
名古屋芸術大学教授〔刊行当時〕

ISBN:9784872320596
出版社:オリエンス宗教研究所
判型:4-6
ページ数:260ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2009年02月
発売日:2009年02月14日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRM