マーラーを識る
神話・伝説・俗説の呪縛を解く
著:前島 良雄
紙版
内容紹介
これまでの通説を覆し作品鑑賞を革新する、衝撃の書!
「マーラーほど紋切り型の言葉で語られる作曲家はいないのでは、と思うほど、「死の影におびえていた」とか「不遇であった」などと繰り返し書かれ続けている。 そういった思考停止状態のおざなりな解説が、近年ますます増えているようにも思われる。マーラーに関して根強くはびこっている俗説をできるだけ信頼できる資料に基づいて検証したのが本書の主要な部分である。LPとCDに関しては、すべて収集した現物に当って確認している。 本書が、マーラーの音楽をこよなく愛するがゆえに、惰性で付けられている「タイトル」や決まり文句のような解説などに違和感を持ちつづけている人のモヤモヤ感解消の一助となれば幸いである。さらに言えば、日本でのマーラー受容をめぐる現在の状況に一石を投じるものになれば、著者としてこれ以上の歓びはない。」(「まえがき」より)
ISBN:9784871983136
。出版社:アルファベータブックス
。判型:4-6
。ページ数:218ページ
。定価:1800円(本体)
。発行年月日:2014年12月
。発売日:2014年12月17日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AVM。