PTSDの日本兵の家族の思いと願い
編:PTSDの復員日本兵と暮らした家族が語り合う会
紙版
内容紹介
「あったことをなかったことにしたくない」
〝記録〟されなかった戦争のトラウマ。
戦後も終わらない戦争の〝記憶〟を生きた元兵士の存在。
家族の証言で史上初めて日本社会に投影する。
2022年8月7日開催「PTSDの日本兵の家族の思いと願い・証言集会」のまとめと、日本兵家族の手記をまとめた当事者の歴史的発信。
目次
はじめに
第1章 日本兵の家族の証言
証言① 黒井秋生 証言② 吉沢智子 証言③ 森倉三男
コメント① 中村江里(広島大学大学院人間社会科学研究科准教授)
コメント② 北村毅(大阪大学大学院人文学研究科教授)
当事者として/研究する者としてトラウマを抱えた祖父と私の関係を語る
中村平(広島大学大学院人間社会科学研究科教授)
第2章 森倉可盛の復員後を振り返る
戦後に持ち越されたままの陸軍兵士のこころ ありふれた1事例の報告(概要)
「兵隊に何年も行ったら誰でもそうなります」 森倉栄一(実弟)
私と父と戦争と家族 やっぱり戦争はいけない 森倉次郎(次男)
戦争は人を変える:森倉可盛の戦後生活に映し出された戦争 森倉三男(三男)
第3章 私が背負った昭和の業 野崎忠郎
第4章 昭和のへの挽歌 野崎忠郎