地方議員 消えた県議からのメッセージ
著:佐野 辰夫
内容紹介
地方議員、地方議会は不要な存在なのか─!?
地盤、看板、カバンのないなか、市議会議員、県議会議員を14年間務め、突然、政治の世界から消えた著者による、地方自治制度の現実と未来への提言。
目次
はじめに
第1章 地方議員への道のり
(1)なぜ議員を目指したのか
そもそもなぜ議員を目指したのだろう
(2)佐賀市議会議員選挙に立候補
原口氏違い/実母との再会/出馬を決意/初当選、市議会で/
市議の活動がスタート
第2章 議会での奮闘と現実
(1)市議会議員時代
1期目の実績を問われ/巡回バスを巡って/駐車場整備を巡って/
地方自治体の問題点/再開発事業を巡って/執行部との距離感
(2)佐賀市長選挙と県議会議員選挙
市長選を意識/市長選出馬を決意/市長選告示、そして、落選/県議選へ
(3)県議会1期目、叩き上げ知事と
県議会デビュー/シンクタンクの充実/西鉄バスジャック事件を巡って/
井本知事、4選不出馬を表明
(4)県議2期目、官僚出身知事との対峙
マニュフェスト選挙/県立病院の移転問題 時計の針をもどす/
パブリックコメントを巡って/九州新幹線(西九州ルート)フリーゲージ問題/
プルサーマルの決議
(5)激震、商工共済問題
破綻、負債総額は59億円/参考人招致/古川知事を追及/
破綻問題に関する決議を可決/追及を続けて/政治生命をかけるのか
第3章 消えた県議
(1)最後の一般質問
入手した「内部資料」には/政治家のリーダーシップとは/
真理への畏敬/『勇気ある人々』。ケネディ大統領の著書を引いて
(2)その後の私
政策秘書試験/佐賀商工共済訴訟の判決/県の調査報告書に言及/
家族への思い/プルサーマル討論会の裏側で/筆の力で政治は変えられるのか
第4章 地方自治制度改革への提言
(1)地方議会不信の原因
地方議会不信の3つの原因/
二元代表制、首長に強い権限、議会の有する権限は限定的/
なぜ、地方議会の権限は限定的なのか
(2)日本の地方自治の歴史を振り返る
山県の呪縛/戦後の改革/私たちは主権者になった
(3)制度改革の歩み
地方自治制の改革/国政の改革/機関委任事務制度/地方分権改革/
地方こそ、委任の連鎖をつなげることが必要だ/説明責任とは/
地方自治は民主主義の学校
(4)地方自治制度改革への提言
提言
おわりに
ISBN:9784870357112
。出版社:梓書院
。判型:4-6
。ページ数:261ページ
。価格:1200円(本体)
。発行年月日:2021年04月
。発売日:2021年04月03日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JPT。