勝平得之 創作版画の世界
著:加藤 隆子
紙版
内容紹介
秋田の風景や風俗をテーマに意欲的な創作活動を続けた版画家・勝平得之(かつひら・とくし、1904~1971年)。その生涯を紹介した秋田魁新報の連載「郷土を描く・版画家勝平得之の生涯」を一冊にまとめました。
得之は、終生師を得ることなく秋田の風景や風俗を作品にし続け、色鮮やかで温かみのある独自の作風を築き上げました。
本書の巻頭カラーや口絵などに多くの作品を掲載。郷土への深い愛情を持ち続けた版画家の足跡をたどることができます。
目次
「勝平版画論、真新しく」井上隆明
第一章 創作版画への道
第二章 ふるさと秋田と出会い
第三章 秋田から世界へ
第四章 秋田風俗を求めて
第五章 戦後失われゆくものへ
第六章 ふるさと秋田への感謝
年譜
「勝平得之が描き残そうとしたもの」加藤隆子