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重野安繹伝

幕末・明治、二つの時代を生きた一漢学者の生涯

著:藤民 央

紙版

内容紹介

重野安繹は西郷隆盛・大久保利通とは刎頚の友、西南戦争後は大久保の片腕として新政府の文教政策を担った。なかでは、西郷と時期の重なった奄美流人時代、調べを尽くした作者によって、彼の人間的真価がみごとに浮かび上がっている。 (文芸評論家  勝又 浩)

目次

幕末編
   第一章 江戸薩摩藩邸勤め、西郷との親交   
   第二章 流刑地奄美での暮らし   
   第三章 赦免、藩邸お庭方としての活躍   
   第四章 妻子を迎えに奄美へ   

明治編
   第一章 大久保に招かれて江戸へ   
   第二章 大久保と西郷の反目   
   第三章 西南戦争勃発   
   第四章 八十歳のヨーロッパ旅行   

解説 勝又 浩
あとがき
参考文献

著者略歴

著:藤民 央
藤民 央(ふじたみ おう)
1939年 東京に生まれる
1963年 鹿児島大学文理学部卒 鹿児島県立高校教諭
1994年 小説「紙の卒塔婆」が南日本新聞社懸賞小説『新春文芸』入選
2000年 定年退職と同時に上京「奄美の歴史と民俗」の研究生活に入る
2001年 「道之島遠島記」第二回中・近世文学大賞創作部門優秀賞受賞
    「加計呂麻へ」・「道之島遠島記」・「南島古潭」出版
    「奄美現存古語註解」(研究書 オンデマンド方式で出版)

ISBN:9784867820322
出版社:鳥影社
判型:4-6
ページ数:330ページ
価格:2200円(本体)
発行年月日:2024年03月
発売日:2024年03月19日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ