重野安繹伝
幕末・明治、二つの時代を生きた一漢学者の生涯
著:藤民 央
紙版
内容紹介
重野安繹は西郷隆盛・大久保利通とは刎頚の友、西南戦争後は大久保の片腕として新政府の文教政策を担った。なかでは、西郷と時期の重なった奄美流人時代、調べを尽くした作者によって、彼の人間的真価がみごとに浮かび上がっている。 (文芸評論家 勝又 浩)
目次
幕末編
第一章 江戸薩摩藩邸勤め、西郷との親交
第二章 流刑地奄美での暮らし
第三章 赦免、藩邸お庭方としての活躍
第四章 妻子を迎えに奄美へ
明治編
第一章 大久保に招かれて江戸へ
第二章 大久保と西郷の反目
第三章 西南戦争勃発
第四章 八十歳のヨーロッパ旅行
解説 勝又 浩
あとがき
参考文献