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処方秘箋  泉 鏡花 幻妖美譚傑作集

著:泉 鏡花
編:長山 靖生

紙版

内容紹介

幽幻の魔鏡が映し出す艶やかな怪美と畏怖。

幼少期からの幻惑と、初春から梅雨、夏を経て秋、そして冬へと至る
四季の行事情景に沿いながら蒐められた作品群。

現代仮名遣いで読みやすい!
オリジナル・アンソロジーで再発見。
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【目次】
幼い頃の記憶
化鳥
絵本の春
雛がたり
凱旋祭

処方秘箋
外科室
紫陽花
くさびら
人魚の祠
星あかり
ほたる
月夜
龍潭譚
夜釣
鮒の牲
雪霊記事
解説 玉だらけ疵だらけの完璧

目次

幼い頃の記憶
化鳥
絵本の春
雛がたり
凱旋祭

処方秘箋
外科室
紫陽花
くさびら
人魚の祠
星あかり
ほたる
月夜
龍潭譚
夜釣
鮒の牲
雪霊記事
解説 玉だらけ疵だらけの完璧

著者略歴

著:泉 鏡花
1873(明治6)年〜1939(昭和14)年)、小説家。石川県金沢市下新町出身。
15歳のとき、尾崎紅葉『二人比丘尼色懺悔』に衝撃を受け、17歳で師事。
1893年、京都日出新聞にてデビュー作『冠弥左衛門』を連載。
1894年、父が逝去したことで経済的援助がなくなり、文筆一本で生計を立てる決意をし、『予備兵』『義血侠血』などを執筆。1895年に『夜行巡査』と『外科室』を発表。
脚気を患いながらも精力的に執筆を続け、小説『高野聖』(1900年)、『草迷宮』(1908年)、『由縁の女』(1919年)や戯曲『夜叉ヶ池』(1913年)、『天守物語』(1917年)など、数々の名作を残す。1939年9月、癌性肺腫瘍のため逝去。
編:長山 靖生
評論家。1962年、茨城県生まれ。鶴見大学歯学部卒業。歯学博士。文芸評論から思想史、若者論、家族論など幅広く執筆。1996年『偽史冒険世界 カルト本の百年  ちくま文庫』(筑摩書房)で大衆文学研究賞、2010年『日本SF精神史 幕末・明治から戦後まで』(河出書房新社)で日本SF大賞、星雲賞を受賞。2019年『日本SF精神史【完全版】』で日本推理作家協会賞受賞。2020年『モダニズム・ミステリの時代』で第20回本格ミステリ大賞【評論・研究部門】受賞。他の著書等に『鴎外のオカルト、漱石の科学』(新潮社)、『「吾輩は猫である」の謎』(文藝春秋)、『文豪と酒  酒をめぐる珠玉の作品集』(中央公論新社)、『文豪と東京 明治・大正・昭和の帝都を映す作品集中公文庫』(中央公論新社)のほか、編集に携わる形で、『女神:太宰治 アイロニー傑作集』『魔術師:谷崎潤一郎 妖美幻想傑作集』(以上、小鳥遊書房)、『羽ばたき 堀辰雄初期ファンタジー傑作集』、『詩人小説精華集』、『魔術 芥川龍之介 幻想ミステリ傑作集』など(以上、彩流社)を刊行している。

ISBN:9784867800355
出版社:小鳥遊書房
判型:A5
ページ数:236ページ
定価:2600円(本体)
発行年月日:2023年12月
発売日:2023年12月26日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ