メリトクラシー
原案:マイケル・ヤング
訳:窪田 鎮夫
訳:山元 卯一郎
紙版
内容紹介
"「メリトクラシー=能力主義」という言葉の由来となった本書は、半世紀以上も前に、早くも2034年という年を見据えて社会再生の可能性を示してくれた、科学的啓蒙書にして強烈な風刺文学。原書は1958年にイギリスで出版され、’82年に日本語版も刊行された。
「本書は確かに古い。(中略)まだ第二次大戦後の戦後民主主義の出発の時代の書物である。だからこそ、著者はその将来に本質的な夢を感じ、またその本質的悪徳に気づいていたに違いない。民主主義の『初心』が本書を生み出したと言っても過言ではない。いま我々は初心に戻らなければならない。そうしなければ現代人は、もう未来を創る能力を失うだろう。」 ―――執行草舟「解説―復刊に寄せて」より"
目次
序
第一部:エリートの興隆/第一章 社会諸勢力の衝突/第二章 総合中等学校の脅威/第三章 現代教育のはじまり/第四章 年功よりメリットへ
第二部 下層階級の衰微/第五章 労働者の地位/第六章 労働運動の衰退/第七章 金持ちと貧乏人/第八章 危機
訳者あとがき
解説―復刊に寄せて(執行草舟)
ISBN:9784866770895
。出版社:講談社エディトリアル
。判型:4-6
。ページ数:280ページ
。定価:2273円(本体)
。発行年月日:2021年07月
。発売日:2021年07月19日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB。