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宮城道雄著作全集 2

著:宮城 道雄
編:宮城道雄記念館
編:千葉 優子

紙版

内容紹介

宮城道雄の作品鑑賞、演奏理解に不可欠な、初の全著作集。随筆のほか、音楽関係著作や対談、点字原稿などを収録。新発見の原稿や単行本未収録の著作も多数蒐集。宮城道雄の研究には欠かせない資料です。
●第1巻〈既刊〉株式会社大空社より刊行
  随筆1 〈戦前の随筆〉(「雨の念仏」「騒音」「垣隣り」「夢の姿」)
●第2巻 以下、株式会社講談社エディトリアルより刊行予定
  随筆2 〈戦後の随筆集・随筆補遺〉(「軒の雨」「古巣乃梅」
  「水の変態」「春の海」「あすの別れ」「随筆・補遺」)
●第3巻
  対談・座談 (「琴と尺八」他、約20編を収録)
●第4巻
  音楽関係著作 (「箏曲」他、約120編の音楽論を収録)
●第5巻
  宮城道雄の著作世界 (談話類・未発表点字原稿の墨訳他を収録)

目次

『宮城道雄著作全集』刊行にあたって
軒の雨
古巣の梅
水の変態
春の海
あすの別れ
随筆 補遺
解 題

著者略歴

著:宮城 道雄
宮城道雄(みやぎ みちお 1894-1956)
名曲《春の海》の作曲者として知られる宮城道雄は、明治27年(1984)4月7日、神戸三宮居留地内で生まれた。8歳で失明の宣告を受けて以後、自らの道を箏曲地歌に定め、やがて西洋音楽の要素を邦楽に導入することによって、新しい音楽世界を開拓。自己の音楽理念に関する叙述も数多く著した。また、親友の随筆家、内田百閒のすすめで、昭和10年(1935)に最初の随筆集『雨の念仏』を出版して以来、生前に7タイトルの随筆集を出版。音楽家の単なる手すさびの域を越え、文学として一つの世界を確立し、川端康成ら各界から高い評価を得た。演奏家としても一世を風靡したが、昭和31年6月25日、《越天楽変奏曲》を関西交響楽団と共演するため大阪へ向かう途次、刈谷駅付近で急行「銀河」より転落、62歳で死去。

ISBN:9784866770505
出版社:講談社エディトリアル
判型:A5
ページ数:448ページ
定価:9600円(本体)
発行年月日:2019年12月
発売日:2019年12月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AV
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ