西国の獅子
著:劉 寒吉
紙版
内容紹介
昭和55(1980)年7月より、「夕刊フクニチ」(フクニチ新聞社)にて計180回にわたり連載された未刊の小説を書籍化。
火野葦平や岩下俊作らと共に、九州の文学を支えた作家の1人、劉寒吉が、
「豊後王・西国の王」と呼ばれた大友宗麟の生涯を描いた戦国歴史小説。
稀代の猛将・戸次鑑連、高橋紹運を従え、
毛利・島津・竜造寺ら群雄が割拠する九州を驀進し、
さらに理想のキリスト教王国を築こうとしたキリシタン大名・宗麟。
その躍進と繁栄、崩壊までを描き切る。
劉は芥川賞候補・直木賞候補(2回)に選ばれ
受賞はのがしているものの、その筆力は高く評価されていた。
地元九州を題材とした歴史小説を得意とした劉が、謀略・知略が複雑に絡まる政治と戦、
そして波瀾万丈な宗麟の生涯を重厚な筆致で活写する。
目次
南蛮船
二階崩れ
明暗
南蛮宗事始
渦
良川まで
有明の鷹
雪と紹運
天正少年使節
耳川
国崩し
解説・北九州市立文学館館長 今川英子
ISBN:9784866561622
。出版社:海鳥社
。判型:4-6
。ページ数:360ページ
。定価:2500円(本体)
。発行年月日:2024年05月
。発売日:2024年05月10日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FV。