古代万葉の歳時記
著:東 茂美
紙版
内容紹介
古代万葉びとの春夏秋冬によりそう暦の暮らし―。いにしえの暮らしは自然と一体であり、年中の行事作法や儀式と共にこれを楽しみ愛(いつく)しんできた。うつろう自然に託された万葉びとの思いを歌で味わい、その生活や風俗・習俗を読み解いていく。『万葉集』を読むだけではわからない万葉びとの暮らし十二カ月
目次
春 一月 正月の酒/雪に祈る
二月 物差しを贈る
三月 雄略の采菜歌/おお牧場は緑
夏 四月 うはぎを煮る/灌仏と行像
五月 時鳥、鳴く/蟾蜍をとらえる
六月 水無月の小旱/鵜飼の夏
秋 七月 七夕/盂蘭盆
八月 放生会/萩の忌
九月 九月のしぐれ/刑を執行せず
冬 十月 神のいまさぬ月/暖
十一月 霜降る朝/冬至
十二月 餅/年越しの大祓
万葉食堂 春・夏・秋・冬のひと品