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古代万葉の歳時記

著:東 茂美

紙版

内容紹介

古代万葉びとの春夏秋冬によりそう暦の暮らし―。いにしえの暮らしは自然と一体であり、年中の行事作法や儀式と共にこれを楽しみ愛(いつく)しんできた。うつろう自然に託された万葉びとの思いを歌で味わい、その生活や風俗・習俗を読み解いていく。『万葉集』を読むだけではわからない万葉びとの暮らし十二カ月

目次

春 一月 正月の酒/雪に祈る
  二月 物差しを贈る
  三月 雄略の采菜歌/おお牧場は緑
夏 四月 うはぎを煮る/灌仏と行像
  五月 時鳥、鳴く/蟾蜍をとらえる
  六月 水無月の小旱/鵜飼の夏
秋 七月 七夕/盂蘭盆
  八月 放生会/萩の忌
  九月 九月のしぐれ/刑を執行せず
冬 十月 神のいまさぬ月/暖 
  十一月 霜降る朝/冬至
  十二月 餅/年越しの大祓
万葉食堂 春・夏・秋・冬のひと品

著者略歴

著:東 茂美
1953(昭28)年,佐賀県伊万里生れ。成城大学大学院博士課程修了。博士(文学)。福岡女学院大学名誉教授。著書に『大伴坂上郎女』(1994年,笠間書院),『東アジア万葉新風景』(2000年,西日本新聞社),『山上憶良の研究』(2006年,翰林書房),『万葉集の春夏秋冬』(2013年,笠間書院),『鯨鯢と呼ばれた男 菅原道真』,『元号「令和」と万葉集』(2019年,2020,共に海鳥社)などがある。各地の市民講座講師としても人気を博し,全国で開催される講演会でも活躍中。

ISBN:9784866561103
出版社:海鳥社
判型:A5
ページ数:306ページ
定価:2500円(本体)
発行年月日:2021年12月
発売日:2021年12月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ