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鯨々 GEIGEI 2

詩的メディア

編:渡辺 玄英

紙版

内容紹介

詩人・文芸評論家の北川透と、詩人渡辺玄英らが中心となって結成された「鯨々同人会」による同人誌。
「これまでの〈もの書き〉としてのわが生涯は、同人誌活動によってこそ、支えられてきた」とする北川「西日本新聞」2019年9月8日)と、若手の詩人らが生みだす新しい詩と評論への挑戦。

目次

【詩】
金糸雀          石松 佳
雲の峰          北川 透
No name         魚住珊瑚
クリーニング       鶯 奈日
窓            中原秀雪
詩の不自由展 その後   松本秀文
プール開き        竹中優子
美しい手紙/林檎(二編) 魚本藤子
その死が決められたとき  模土 靭
地霊           那須 香
Re(漂流(記       渡辺玄英
森に           山口賀代子

【連載評論・エッセイ】
誰もがいる場所 第二回谷川俊太郎「詩の本」(集英社)から  北川透
狂人語り・寓喩・異世界 第二回 芥川龍之介「河童」をめぐる三つの問い―(二)寓喩―  池上貴子
谷崎潤一郎論Ⅱ ―男性性の放棄と豊穣―  有澤裕紀子
贄としてのゴジラ 核の記憶と戦争の記憶2  渡辺玄英

【論考】
荒川洋治ノート 大衆文化と文体の革新  中原秀雪
案じる女と案じない女 芥川龍之介「玄鶴三房」  山口洋子
芥川から堀へ―受難の文法  奥野政元

【エッセイ】
「赤毛のアン」の言葉  魚本藤子

ISBN:9784866560632
出版社:海鳥社
判型:A5
ページ数:104ページ
定価:800円(本体)
発行年月日:2019年12月
発売日:2019年12月02日