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おそれ

―リスクは人をして神に依らせ、文明を築かせた―

編著:江里口隆司

紙版

内容紹介

不確実性(リスク)が人類史の主役だった!
大手損保とコンサルティングファームで半世紀に亘って無数のリスクと向き合った筆者が、リスクから見た人類史を語る。
釈尊は縁起でリスクを説いた、四苦八苦はリス苦だ。
王国は神が支えるトライアングルにより繁栄した。
・現世・来世を通じた因果応報を説く神への祈りと、人々のリスクにそなえる営々とした努力こそが文明を築いた。
・科学が進歩しても、リスクは永遠に消せない、神はサイコロを振り続ける。

目次

第Ⅰ章 リスクへの怖れと宗教
1 未来への怖れと神の登場
2 リスクとは
3 古代王国のリスクと神
4 リスクと神が造るトライアングル

第Ⅱ章 宗教の発展とリスク
1 原始のリスクと宗教
2 古代オリエント世界の宗教
3 ゾロアスター教
4 普遍的な宗教(世界宗教)への流れ
5 仏教
6 ヒンドゥー教
7 キリスト教
8 イスラム教
9 日本の神と信仰の歴史
10 中国の宗教

第Ⅲ章 リスクへの対処と文明
1 リスクと文明の建設
2 リスク発現後への対処

第Ⅳ章 これからのリスクと宗教
1 死のリスク
2 リスクは制御されていくのか
3 今後の社会とリスク
4 怖れは緩和されたのか

著者略歴

編著:江里口隆司
1954年3月生まれ、佐賀県出身。1976年東京大学工学部原子力工学科卒業後、東京海上火災保険(現東京海上日動火災保険)へ入社し、主に企業向け保険商品の引受(アンダーライティング)、新規商品開発などに従事、コマーシャル業務部部長兼商品室長、中国支店長などを歴任した。2008年以降、東京海上日動リスクコンサルティング(現東京海上ディーアール)(執行役員・ビジネスリスク事業部長)およびデロイト・トーマツコンサルティング(エグゼクティブ・コンサルタント)においてコンサルタント業務に従事した。公認内部監査人(CIA)

ISBN:9784866416670
出版社:リフレ出版/東京図書出版
判型:A5
ページ数:308ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2023年10月
発売日:2023年10月04日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRAX