ある医療訴訟
そこには正義・公正はなかった
著:小林 寛治
紙版
内容紹介
医療事故の裁判─なぜ勝訴できないのか!
医療事故(医療過誤)の実態と医療裁判。
目次
はじめに
第1章 診療の経過
第2章 「腹部大動脈瘤」とはどんな病気か
1)正常の大動脈について
2)「腹部大動脈瘤」のイメージ
3) 腹部大動脈瘤の概要(腹部大動脈瘤とはどのような病気か)
4)腹部大動脈瘤の定義(診断基準)
5)腹部大動脈瘤の破裂の回避
6)内腸骨動脈瘤
7)腹部大動脈の枝の処理
8)手術合併症としての殿筋跛行
9)開腹手術かステントグラフト手術か
10)人工血管について
第3章 カルテ開示
第4章 訴訟に向けての準備
第5章 訴 訟 .
1)口頭弁論はこのように進行した
2)裁判における証人尋問(調書)
3)ウソで固めた手術説明日
4) 東京高等裁判所への控訴
4–1)裁判官による和解の強要
4–2)和解は見せかけ、そして反故にされた
第6章 医療と訴訟を経験して
1)重要なインフォームド・コンセント
2) 医療裁判は公平に行われているのか、裁判所は強いものに偏っていないか
3)公立S病院とはどんな病院か
4)医療裁判を顧みて
5) 私はすべてを解明した。私の手術はモグリの臨床研究だった
おわりに