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人類学者と言語学者が森に入って考えたこと

著:奥野克巳
著:伊藤雄馬

紙版

内容紹介

東南アジアの狩猟採集民(森の民)を研究している人類学者と言語学者。森の民とともに暮らして得た知見を語り尽くす。
性別役割分業や、「持たない」ことが基本原理であることなど、閉塞した日本社会を打破するヒントがここに。

目次

イントロダクション なぜ人類学者と言語学者は森に入るのか
プロローグ 森の民であり日本人でもある
対談1 森の民に心奪われるということは何か
【奥野克巳】他者のパースペクティヴから世界を見る
対談2 狩猟採集民を知るープナンに出会う、ムラブリに出会う
対談3 すり鉢状の世界を生きる私たちと、その外側
【伊藤雄馬】ムラブリとして生きるということ
対談4 have notの感性にふれる
エピローグ 現代人の中にうずく「狩猟採集民的な何か」

著者略歴

著:奥野克巳
立教大学異文化コミュニケーション学部教授。
著書に『一億年の森の思考法』(2022年、教育評論社)、『人類学者K』(2022年、亜紀書房)『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと』(2023年、新潮文庫)など多数。訳書にティム・インゴルド著『応答、しつづけよ。』(2023年、亜紀書房)など。
著:伊藤雄馬
言語学者、横浜市立大学客員研究員。1986年、島根県生まれ。2016年、京都大学大学院文学研究科研究指導認定退学。日本学術振興会特別研究員(PD)、富山国際大学現代社会学部講師、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所共同研究員などを経て、2020年より独立研究に入る。
著書として『ムラブリ』(2023年、集英社インターナショナル)がある。

ISBN:9784866240848
出版社:教育評論社
判型:4-6
ページ数:224ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2023年08月
発売日:2023年08月08日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNL