学校に行けない子どもの気持ちがわかる本
著:今野 陽悦
内容紹介
親の心を落ち着かせるワークと子どもの心に寄り添う5つのステップで、親が子どもの居場所になる
5万人を救った人気カウンセラーが教える復学だけを目指さない解決メソッド
不登校の子どもに対するイメージや環境は、時代によって変わってきています。
以前は「学校へ行くのは当たり前で、そうしないと社会に出ていくときに困る」など、学校に行かないと今後の人生にデメリットがあるという考え方がほとんどでした。なので、カウンセリングに来る人も「何とか学校に行かせたい」「復学させたい」という人が多かったです。
現在は「学校は無理して行かなくてもいい」という声が多くなり、「学校に行かなくてもこんな人生を歩んできた」という体験談がテレビ、動画、書籍でも増えています。
しかし、だからといって親の不安がなくなるわけではありません。
特に親に心を閉ざしてしまった子どもに対しては、教育を受けさせる以前に、「子どもが何を考えているかわからない」「コミュニケーションとれない」という場合もあるでしょう。
「親戚やママ友には言えない」「近所の目が気になる」「うちの子が不登校になったのは、私がダメな親だから」と自分を責めてしまう親も少なくありません。
そんな親の不安を取り除きつつ、学校に行かなくても、子どもが自分自身で居場所を見つけられるような子どもとの接し方・ケアの仕方を教えます。
目次
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はじめに
第1章 あなたは悪くありません
「不登校」が悩みの全てでしょうか?
なぜ、ありのままを受け容れることが
不登校の子どもにとって必要なのでしょうか?
心のモヤモヤを整理する7つの質問
① あなたは何に悩んでいるのですか?
② 自分を責めていませんか?
③ 「それでもいい」と無理に言い聞かせていませんか?
④ 現実と感情を分けられていますか?
⑤ 自分と子どもの問題を分けられていますか?
⑥ あなたにとってのゴールはどこにありますか?
⑦ 子どもの話を聞くときにアドバイスをしていませんか?
ありのままを受け容れられていない自分に気づく
ありのままを受け容れる3つのワーク
① 自分をねぎらう
② 自分の心の声を聴く
③ 心の器をつくる
自分を受け容れられると子どもも受け容れられる
子どもから精神的に自立するには
子どものケアと自分のケアは並行してやる
仲間探しには注意が必要
第2章 子どものケアをするときの基本
子どもと接するときの7つのポイント
① 子どもを見る
② 子どもの話を聞く
③ 子どもと話をする
④ 子ども自身に責任ある行動を求める
⑤ 大切なことはきちんと話し合う
⓺ 心を閉ざした子どもに対しては
➆ 子どもが暴力をふるう場合には
学校に行けない子どもにはいつも葛藤がある
第3章 集団タイプ・個人タイプの子どもたち
人は集団タイプと個人タイプに分かれる
集団タイプの親と個人タイプの親について
集団タイプ・個人タイプの子どもに共通すること
集団タイプの子ども
① 集団タイプの子どもの特徴
② 集団タイプの子どもが不登校になったら
③ 集団タイプの子どもの学習
④ 集団タイプの子どもと社会との関わり
個人タイプの子ども
① 個人タイプの子どもの特徴
② 個人タイプの子どもが不登校になったら
③ 個人タイプの子どもの学習
④ 個人タイプの子どもと社会との関わり
第4章 不登校解決までのステップ
不登校は時間が解決してくれるわけではない
ステップ① 不登校スタート期
子どもの様子
親の対応
ステップ② 不登校本格期
子どもの様子
親の対応
ステップ③ 落ち着き期
子どもの様子
親の対応
ステップ④ 過去の清算期
子どもの様子
親の対応
ステップ⑤ 回復期
子どもの様子
親の対応
第5章 よくある質問
Q1 まわりの理解が得られなくて、私も子どももつらいです。「学校へ行け」というまわりの目から子どもを守るにはどうしたらいいでしょうか?
Q2 子どもがゲームばかりしていたり
動画を毎日長時間見ていたりして心配です。
どのように対応したらいいでしょうか?
Q3 子どもが親に対して完全に心を閉ざしてしまいました。誰に、どうやって間に入ってもらったらいいでしょうか?
Q4 検査をしたら子どもに障がいがあることがわかりました。それでも不登校は解決できますか?
おわりに
ISBN:9784866214382
。出版社:WAVE出版
。判型:4-6
。ページ数:207ページ
。定価:1500円(本体)
。発行年月日:2023年03月
。発売日:2023年03月09日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JNA。