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もっと誰かに話したくなる漢字のはなし

著:下村 昇
絵:豊島 愛

紙版

目次

◆もくじ◆
はじめに
第一章 漢字の面白さを味わおう
・夢にも思わない夢のはなし
■漢字の部品の集まりのはなし
■発展した「儚」と「儚」のはなし
・字源ってなんだろう?
■万有引力の法則はどうやって考え出されたか
■部品を組み合わせて漢字は増えていく
・習慣と男と女と婚姻のはなし
■「昏」のはなし
■結婚・婚姻の「婚」のはなし
・「雨」かんむりのつく字にも面白いはなしが
■「雫」のはなし
■「雷」のはなし
■「雲」のはなし
・朝から夜まで一日のはなし
■「日」のはなし
■「朝」のはなし
■夜は更けるというはなし
・深層海塩をもらって感じたはなし
■海の馨のはなし
■「淼」という字のはなし
・女と男の字のはなし
■「姦」という字のはなし
■「嬲」のはなし
■「孥」のはなし
・上と下の重なったはなし
■「峠」と「裃」のはなし
・似て非なる漢字の楽しい覚え方
■楽しく学んで覚えてしまおう
■「服」のいろいろ
・漢字の面白さに終りに
■判じ物、「人十の間に人四人」とは?

第二章 漢字はことばだ!
・漢字はことば?
・雪辱の「雪」は何の意味?
・「圧巻」は「あつまき」か?
・「嫉妬」はねたみとそねみ
・「水底」はどう読む?
・「凄い」と「淒」は違うのか?
・えくぼについて
・「吠」と「吽」はほえる?
・「振」と「唇」は奮い立つ
・漢字の読み・その複雑さ=4種の読み
■呉音・漢音・唐音・宋音などの音読み
■わからなくはないけど、おかしいことばづかい

第三章 小説に出てきた漢字
・「凭れる」と「捉える」のはなし
・「柔」と「揉」のはなし
・「臭」と「嗅ぐ」のはなし
・「すね」のはなし
・「厭」が取り持つ「靨」と「饜」
・「縺れ」はんと読む?
・「蟠る」はなんと読む?
・「囁く」はどう読む?
・「焦眉の急」ってどんなこと?
・「壟断」とはなんだろう?
・「剰え」はなんと読む?
・「耽る」はなんと読む?
・「炙る」はなんと読む?
・「懈さ」はなんと読む?
・「倅」はジイ、バアか?
・「魘されて」はなんと読む?
・「抉る」はなんと読む?
・「固執」の読み、どっち派?
・「虱潰し」はなんと読む?
・「逮夜」ということばはご存知?
・「錏銭」はなんと読む?
・「嫋嫋とした味わい」とは?
・「羂」はなんと読む?

第四章 青のひみつ=漢字のなぞを解く
・「青」の家族
・おじいちゃんからの返事ー
・もう一通の手紙

第五章 対なることばもいろいろあり
・「なおざり」と「おざなり」
■「なおざり」とは
■今度は「おざなり」
・「新」と「旧」
■「新」・・・新設
■「旧」・・・今日より前の月日
・「殺」と「生」
■「殺」・・・自殺サイトで契約、殺害
■「生」・・・読みの多い字
・「救」と「危」
■「救」・・・救命
■「危」・・・危険
・「裂」と「断」
■「裂」・・・裂帛
■「断」・・・断腸の思い
・「分」と「束」
■「分」・・・知識安分
■「束」・・・束縛
・「医」と「薬」
■「医」・・・「毉」「醫」「医」と変わった
■「薬」・・・熱が出たとき飲むと楽になるもの
・「王」と「兵」
■「王」・・・四大美人・王昭君の話
■「兵」は力を合わす姿
・「文」と「武」
■「文」は入れ墨
■「武」は武器よさらば
・「刊」と「刻」
■「刊」・・・我が国最古の本は経文だった?
■「刻」・・・刻み付ける
・「刑」と「罰」
■「刑」・・・刑は刑なきを期す
■「罰」・・・懲らしめを与える
・「列」と「別」
■「列」・・・列女は二夫をかえず
■「別」・・・別品と別嬪
・「利」と「効」
■「利」・・・効き目がある・役に立つ
■「効」・・・西施捧心
・「印」と「刷」
■「印」・・・上から押さえつける
■「刷」・・・刷り込み
・「初」と「終」
■「初」・・・スタートかファーストか
■「終」・・・初めが良ければ終わりよし

おわりに

コラム1「説文解字」
コラム2「六書」

著者略歴

著:下村 昇
下村 昇(しもむら のぼる)
東京学芸大学卒業、東京都の公立小学校教諭を経て、現在「現代子どもと教育研究所」所長。
ひらがな・カタカナ・漢字・数字などの口唱法の創出者。国語・漢字教育のほか、子供の教育全般にわたり活躍中。
著書の、下村式唱えて覚える「漢字の本」学年別全六巻は刊行以来500万部近くを売り上げ。その他、主な著書に「幼児は文字を書きたがっている」「幼児に文字を教えてはいけないか」「下村式・小学漢字学習辞典」「下村式・小学国語学習辞典」(いずれも偕成社)「これでわが子も字が書ける」(国土社)「ドラエもんの国語おもしろ攻略 絵で見て覚える小学漢字1006」(ほかに多数・小学館)「下村式・はじめての漢字」(幻冬舎エデュケーション)ほかに、ひらがなれんしゅう帳(クリロンワークショップ画空間)・絵本・文字の本・童話など多数ある。
http://www.n-shimo.com
絵:豊島 愛
キットデザイン株式会社

ISBN:9784866180328
出版社:銀の鈴社
判型:112x174mm
ページ数:216ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2017年12月
発売日:2017年12月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:CFH
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:2GJ