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N:ナラティヴとケア 13

編:木下康仁

紙版

内容紹介

質的研究とナラティヴの関係は? M-GTAの創始者 木下康仁さんによるスペシャルな1冊。質的研究とナラティヴに取り組む研究者,実践者たちが集結。野口裕二さんとの対談,質的研究の実践論文など多彩な論文が集まりました。

目次

特集にあたって  (聖路加国際大学/立教大学名誉教授)木下康仁

§1 質的研究とナラティヴ
対談 質的研究とナラティヴ  (東京学芸大学名誉教授)野口裕二×木下康仁
M-GTAとナラティヴ   木下康仁
Glaser版グラウンデッド・セオリー法とナラティヴ (東洋大学社会学部社会福祉学科)志村健一
ライフストーリー研究のリアル――それはどんな現実を捉えるのか (立教大学社会学部社会学科)小倉康嗣
ナラティヴは研究にどう寄与するか──ナラティヴ分析を中心に (新潟大学大学院保健学研究科)宮坂道夫
言語と記憶と感情と──進化社会学の視点を入れて (京都橘大学健康科学部作業療法学科)佐川佳南枝

§2 質的研究をめぐる
「伝達する身体」とライフストーリー研究法──調査者としての私に焦点をあてて (立教大学平和・コミュニティ研究機構)稲毛和子
観察とインタビューの相補性とズレ──救急外来での看護師によるタッチ (聖路加国際大学大学院看護学研究科)菊地彩花
ナラティヴの境界を探る──日本での出産を経験したムスリム外国人女性たちの語りから (川崎市立看護短期大学看護学科)五味麻美
喉頭摘出者の生活のプロセス──術前と退院3カ月後 (奈良県立医科大学医学部看護学科)小竹久実子
ろう妊産婦の妊娠出産と音のないナラティブの世界──ろう妊産婦の出産に向けた準備の体験 (聖路加国際大学大学院看護学研究科)飯島聖香・片岡弥恵子

ISBN:9784866161396
出版社:遠見書房
判型:B5
ページ数:112ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2022年01月
発売日:2022年02月15日