ワークシートでコミュニケーション教育
「主体的・対話的で深い学び」の基盤をつくる
著:小林 昭文
内容紹介
本書で紹介するワークシートを使ってグループワークをすることで、子どもたちはクラスが安全安心な場であることを確認し、ペアやグループで対等に話したり聞いたりするのが上手になっていきます。
そうやって高まったコミュニケーション能力は、教科の授業での「主体的・対話的で深い学び」の基盤になります。
さらに、このワークを指導する教員は、授業で必要なファシリテーションの基礎が自然に身につきます。
目次
第1章 実況中継で解説! 座席表づくり&担任自己紹介
第1節 2つのワークシートの紹介と使い方
1 動けない子どもも参加する、安全で楽しい「座席表づくり」
2 担任の所信表明演説より効果的な「担任自己紹介」
第2節 実況中継で2つのワークを解説
第3節 2つのワークの効果
第2章 【実践編】ワークシートの紹介と使い方
1 さらに友だちの輪を広げる「お互いに知り合いましょう!」
2 コミュニケーション能力の基礎をつくる「傾聴トレーニング」
3 自己理解と他者理解を深めてコミュニケーションを促進する「私のリソース」
4 キャリア教育のスタートに効果的な「私の通学路」
5 人生を意識させる「私の人生 これまで・これから」
6 教科授業の導入でも役立つコンセンサスゲーム①「月世界で遭難」
7 教科授業の導入でも役立つコンセンサスゲーム②「砂漠で遭難したら?」
8 学校選択・科目選択でも使える「10年後の私」
9 二者面談で使える「アクションプラン・シート(GROWモデル)」
10 子どもたちの「主体的な学び」を引き出す「AかBか迷ったときに…比較して考えよう」
11 お説教不要! 時間感覚を育成する「書くだけで遅刻がなくなるワークシート」
第3章 【理論編】ワークシートを用いたグループワークで「主体的・対話的で深い学び」の基盤をつくる
第3章のはじめに 授業改善のレバリッジ・ポイントは「担任」!
第1節 私の自己紹介&実践紹介
第2節 学習指導と生徒指導の矛盾
第3節 「主体的・対話的で深い学び」は担任が支える
第4節 担任指導で鍛える教科授業のスキル
*ワークシートのダウンロードサービスあり!