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吉田健一ふたたび

編著:川本 直
編著:樫原 辰郎

紙版

内容紹介

没後40年を過ぎ、今なお新しい読者を獲得し続けている吉田健一。新進気鋭の執筆者たちによる新しい評論集。

目次

はじめに 川本直
Ⅰ 対談 
川本直・樫原辰郎「健坊、文士になる――吉田健一の生涯」
Ⅱ 批評1(随筆) 
宮崎智之「吉田健一の執着と自己表現の地平」
白石純太郎「交遊する精神の軌跡」
Ⅲ エッセイ1 
宮崎智之「「或る田舎町の魅力」に導かれて――吉田健一が愛した児玉という町」
Ⅳ 批評2(批評)
渡邊利道「孤独な場所で――吉田健一と日本文学」
渡邉大輔「『時間』の窪地に」
Ⅴ エッセイ2 
川本直「吉田健一邸を訪ねて」
Ⅵ 批評3(小説・翻訳)
樫原辰郎「吉田健一の長編小説に就て」
仙田学「こういう積み重ねがなくて人間はどこにもいることにならない」
川本直「楽園からの逃亡」
Ⅶ 講演「吉田健一と文学の未来」
武田将明「イントロダクション」
富士川義之「吉田健一という生き方」
柴崎友香「吉田健一と東京、小説の中の場所」
武田将明「吉田健一と「英国」の文学」
Ⅷブックガイド
川本直、樫原達郎、仙田学、渡邉大輔、武田将明、宮崎智之、渡邊利道、白石純太郎、興梠旦
おわりに 樫原辰郎

著者略歴

編著:川本 直
1980年生まれ。文芸評論家。『新潮』『文學界』『文藝』などに寄稿。著書に『「男の娘」たち』(河出書房新社、二〇一四)がある。現在、フィルムアート社のWebマガジン「かみのたね」で『日記百景』連載中。
編著:樫原 辰郎
1964年生まれ。映画監督・脚本家・文筆家。監督作に『美女濡れ酒場』(2002)、脚本作に『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説』(2009)など。近年は文筆業が多く、著作に『海洋堂創世記』(白水社、2014)、『「痴人の愛」を歩く』(白水社、2016)、『帝都公園物語』(幻戯書房、2017)がある。

ISBN:9784866000572
出版社:冨山房インターナショナル
判型:A5
ページ数:312ページ
定価:2500円(本体)
発行年月日:2019年02月
発売日:2019年02月19日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ