あと四十日 “フルトヴェングラーの証人” による現代への警告
著:ヴェルナー・テーリヒェン
編:野口 剛夫
紙版
内容紹介
ベルリン・フィルの首席ティンパニー奏者をかつて務め、話題となった『フルトヴェングラーかカラヤンか』の著者でもあるヴェルナー・テーリヒェンが最後に遺したメッセージ。
魂が滅びるとき、世界も滅びる。
フルトヴェングラーの元でティンパニー奏者を務め、彼の中から「女性的性質」を感じ取ったテーリヒェン。感受性を豊かにし、受け入れ、共感する——。利己主義、権威主義、拝金主義から芸術ひいては人間を救うため、テーリヒェンが最晩年に遺したメッセージ。
テーリヒェンの晩年の論説、講演録、そして聖書のヨナ書を題材にした最後の作曲作品・音楽劇《あと四十日》の脚本を収録。
テーリヒェン生誕100年記念出版。
目次
はじめに
第1章 内面を見つめて(1995年にミュルツツーシュラークでの指揮者講習会の講習生のために刊行された小冊子より)
フルトヴェングラーを手掛かりに/男性的な作曲と女性的な作曲
第2章 講演 フルトヴェングラーに見る、演奏の魅力と誠実
( 第一回ドイツイエナ大学で開催されたフルトヴェングラー・ターゲでの講演)
第3章 魂の言葉 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー没後50周年によせて
第4章 音楽劇《あと四十日》
おわりに テーリヒェンが遺したメッセージと現代
ヴェールナー・テーリヒェン年譜
ISBN:9784865980967
。出版社:アルファベータブックス
。判型:4-6
。ページ数:216ページ
。定価:2000円(本体)
。発行年月日:2021年12月
。発売日:2021年12月29日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AVM。