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IoTシステム開発スタートアップ プロトタイプで全レイヤをつなぐ

他著:吉澤 穂積
他著:下拂 直樹
他著:松村 義昭

紙版

内容紹介

本格的なIoTシステム開発の方法・手順を指南します


IoTシステムといっても、産業系、家電系、農業系、防災・防犯系・・・と千差万別。
本当に様々なソリューションがあります。本書では、その中でも監視系に特化した、
鳥害対策システムをプロトタイプと設定し、具体的なIoTシステムをデバイスのレイヤ、
ネットワークのレイヤ(フィールド層)、そしてデータ解析(プラットフォーム層)
とセキュリティ(オペレーション層)のレイヤまで一気通貫に作成します。

縦軸をつなぐものとして、デバイス周りはWindows 10 IoT Core、そしてクラウド
環境での機械学習では、Windows Azureと、ほぼ同じフレームワークを使っている
のも本書の特色です。

IoTデバイスとしてのRaspberry Piに特化したもの、データ分析に特化したものなど
など、IoTを取り巻く技術書は、これまで狭い範囲にフォーカスした書籍しかありませ
んでした。

本書は、まずは手を動かしてデバイス周りから、クラウド/セキュリティまで本格的にIoTを実現でき
る体験型の一冊です。

なお、読者特典として購入された方には電子版が漏れなく付いてきます。

目次

第I部 IoTシステム実現のための基礎知識
1章 そもそも「IoTシステム」とは?
1.1 IoTの定義
1.2 IoTが注目される技術的背景
1.3 IoT活用が期待される分野

2章 IoTシステムの活用方法
2.1 まずIoTシステムの活用モデルを知っておこう
2.2 IoTシステムの活用ストーリーを描いてみよう
2.3 IoT 標準化団体とそのアーキテクチャの動向

3章 IoTシステムを実現するためのアーキテクチャ
3.1 IoTシステムの基本アーキテクチャを理解しておこう

第II部 IoTシステムコンポーネントの実現方法
4章 フィールド層の実装
4.1 フィールド層の全体構成
4.2 人感センサーとArudino UNO の接続
4.3 Bluetooth LE による通信
4.4 IoT ゲートウェイの設定
4.5 クラウドの設定と利用法

5章 プラットフォーム層の実装
5.1 プラットフォーム層のシステム構成
5.2 開発環境の準備
5.3 「教師データ」用初期画像の収集
5.4 アノテーションデータベースの作成
5.5 害鳥検出モデルの作成
5.6 害鳥検出システムのセットアップ
5.7 害鳥撃退システムへのヒント(本章のまとめ)

6章 オペレーション層の実装
6.1 IoTセキュリティをとりまく動向
6.2 IoTセキュリティの特徴
6.3 IoTセキュリティ設計のプロセス
6.4 IoTセキュリティのこれから

ISBN:9784865940947
出版社:リックテレコム
判型:B5変
ページ数:256ページ
定価:2600円(本体)
発行年月日:2017年05月
発売日:2017年05月11日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:UB