出版社を探す

利己的なサル

人間の本性と滅亡への道

著:ニコラス・マネー
訳:世波 貴子

紙版

内容紹介

『利己的な遺伝子』のドーキンス博士、推薦!

ニコラス・マネーの意欲作『The Selfish Ape』は、人間性を称賛するありがちな幻想に新しい見方を突きつけ、人間とは何かを究める!マネーは現代人を神のごとき力を備えた種、ホモ・デウスではなく、自己陶酔の見本のようなホモ・ナルキッソスだと看破する。

本書は生物学の全体像をいきいきと描き出し、宇宙のありきたりな星としての地球の始まりから、人類の遠い祖先となった微生物たち、人体の機能へとつながる壮大な旅へと読者を誘う。そして、遺伝学から見た人類、受精から誕生まで、脳のはたらき、老化について論じ、創造的でありながら自己破壊の道を突き進む人間の姿を浮き彫りにする。

目次

第1章 地球―こうして地球に生命が生まれた
第2章 創生―人類はこうして登場した
第3章 人体―私たちの体はこうしてはたらいている
第4章 遺伝子―私たちはこうしてプログラムされている
第5章 誕生―私たちはこうして生まれる
第6章 知性―私たちはこうして思考する
第7章 死―人生はこうして終わりを迎える
第8章 偉業―こうして人類は進歩してきた
第9章 温暖化―私たちはこうして過ちを犯す
第10章 品格―私たちはどう去っていくべきか

著者略歴

著:ニコラス・マネー
Nicholas P.Money
イギリスに生まれる。マイアミ大学生物学教授。同大学ウェスタンプログラム(個別化教育プログラム)ディレクター。『Mushrooms: A Natural and Cultural History 』『The Rise of Yeast: How the Sugar Fungus Shaped Civilization』他、生物学に関する多くの著作がある。
邦訳されている著書には『生物界をつくった微生物』『ふしぎな生きものカビ・キノコ―菌学入門』『キノコと人間―医薬・幻覚・毒キノコ』(以上、築地書館)などがある。
訳:世波 貴子
広島県に生まれる。広島大学大学院理学研究科博士課程前期を修了。医学翻訳家。
訳書には『ネルソン小児科学第19版』(エルゼビア・ジャパン)、『筋肉・骨の動きがわかる美術解剖図鑑』『世界で一番美しい植物のミクロ図鑑』(以上、エクスナレッジ)、『野生動物の描き方』(ホビージャパン)などがある。

ISBN:9784865812770
出版社:さくら舎
判型:4-6
ページ数:216ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2021年01月
発売日:2021年01月09日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PDZ
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:PSX